社会現象となった「ポケモンGO」の登場で、位置情報を利用したゲームに注目が集まっている。家の中でテレビ画面を見て遊ぶのではなく、いろんな場所に出かけて楽しむのが特徴だ。2000年代前半からあり歴史は意外に古いが、最近は地域の活性化に生かす動きもあって、可能性が広がっている。 位置情報ゲームは携帯電話やスマホのGPS機能を使うものが多い。先駆けは、コロプラが03年に配信を始めた「コロニーな生活」だ。移動した距離に応じてゲーム内で使える通貨が手に入り、アイテムと交換して街(コロニー)づくりを進める。 地図情報を扱うマピオンが08年に正式配信を始めた「ケータイ国盗り合戦」は、全国の地区をまわるスタンプラリーのようなゲームだ。利用者は30~40代の会社員が多く、「ポケモンGOに刺激されて利用者が増えている」という。 ポケモンGOを開発した米ナイアンティック社が12年に発表したのがイングレスだ。東日