東京医科大の不正入試問題で、林由起子学長は7日に記者会見し、2017年度と18年度で計101人(男子34人、女子67人)を、本来は合格ラインに達していたのに不合格としていたと発表した。今後、入学の意向を確かめるが、19年度に入学を認めるのは最大63人までで、一部の受験生は「改めて不合格になる可能性がある」という。 林学長は会見の冒頭で「当時の受験生、関係者のみなさまに改めて深くおわびを申し上げます」と謝罪した。先月公表された第三者委員会の報告書は、両年度の一般入試で、女子や浪人年数の長い男子に対する得点抑制や、特定の受験生への加点があり、計69人が不正に不合格にされたと分析。推薦入試でも不正の疑いがあるとしていた。 同大は報告書をもとに、得点操作などをせず、改めて合否を判定。その結果、17年度に32人(男子16人、女子16人)、18年度に69人(男子18人、女子51人)の計101人が本来は