「人工筋肉」兼「人工神経」:圧電複合素材『MFC』の可能性 2008年1月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Loretta Hidalgo Whitesides 「筋肉や神経」のように機能するマクロファイバー複合体(MFC)が、米航空宇宙局(NASA)が選ぶ2007年の米政府発明大賞に決まった。 この合成素材はセラミック繊維でできており、電流を流すと筋肉のように収縮する。また、振動を加えたり曲げたりすると電流が生じることから、次世代の圧電性素材として振動検知器にも利用できる[この合成素材を構造の中に組み込むことで、構造を変形させることができるほか、構造が受けた力を検知することもできる]。 MFCはこれまで、ヘリコプター・ブレードを改善するための研究や、スペースシャトルの発射台やクローラーの振動監視などに利用されてきた。 宇宙航空分野以外の用途(Power