オーストラリア・シドニー(Sydney)の動物園で生まれた双子のカモノハシ(2003年3月28日撮影)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【5月8日 AFP】自然界に存在する多種多様な生物の中でも、恐らく最も奇妙な生物といえるカモノハシのゲノム(全遺伝情報)解読結果が7日、発表された。 さまざまな動物の特徴をあわせ持ったかのようなカモノハシだが、今回の研究結果によれば、遺伝子上は鳥、は虫類、泌乳(ひつにゅう)動物などの寄せ集めだという。 研究チームは数年かけて、カモノハシの1万8500個の遺伝子に含まれる22億塩基対のゲノムを解読した。その結果、生物学者にとって「十分に満足のいく」結果が得られたとしている。 英オックスフォード大学(Oxford University)のクリス・ポンティング(Chris Ponting)教授は「カモノハシは、ヒトなどのほ乳類がどのように誕生し