昨年末に公開され、大ヒットを記録した『 ベイマックス』。以前こちらでも紹介しましたが、アメコミが原作でした。しかもその作品のコンセプト・デザインを日本のデザイナーのコヤマシゲトさんが関わっていらした、というのも多くの方がご存知かもしれません。手前味噌で恐縮ですが、コヤマさんがウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(以下ディズニー)とお仕事されたとき、通訳などで私がお手伝いをさせていただきました。その時の話しを含め、いろいろとお話をお聞きしました。その様子を全3回にわけてお送りいたします。 柳亨英(以下柳) 本日はお時間ありがとうございます。まずはじめ、コヤマさんが普段どんなお仕事をされているか、教えていただいてもよろしいでしょうか? コヤマシゲト(以下コヤマ) 普段はテレビや映画のアニメーション作品の中に出てくるキャラクターや、そのコスチューム、プロップと呼ばれる小物、ロボットとか