むかーし、某マンガ編集者さんに某作家さんのことを、聴いてみましたことがありました 「マンガ描くの止めた後普通の仕事に付きましてね。あっちの水飲んだらもう帰ってきませんよね」 その時は田舎にでも帰ったのであろうと思っていたのですが、最近になって、人づてにその続きの話を聴きました。 「ほら、マンガ家って濁った水飲ませて働かせてるようなものじゃないですか、まともな労働で暮らせると分かったら、絶対こっちに帰ってこないですよ」 ちなみに濁った水というのは、いいかげんな雇用契約で仕事をさせること。飼い殺しにしたり、単行本出しますと行って出なかったりとかいろいろ。 で、その話を聴いた某マンガ家さんが一言。 「濁った水のボウフラでも、ふ化すれば空飛べるからな」 いまだ、古い根性精神論が生き残ってるのはこの業界ではないかと思ったのでした。