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ブックマーク / otasyou.cocolog-nifty.com (52)

  • 評論は素人のもの - オタク商品研究所plus

    とある監督が若手に言った話。 これからプロになりたいのなら、絶対に評論家の意見は眼にするな。アレは素人向けの作文であって、プロへのアドバイスにはならないからだ。 評論家がある作品を褒めたとしよう。 君に作家に必要に想像力があれば、その作品の評価は加速度的に上がって来て、やがて超えられない様な恐ろしいものになる。ただ単に好きか嫌いか言っているだけなのにだ。  逆もまたしかりで、評論家が馬鹿にすると、併せてこちらが馬鹿にする様になる。 プロなら、自分で眼で見聞して自分で評価を下すことが肝心であり、他人の評価から入ることは極めて危険。自分で見た後で他人の意見を眼にするのは全くかまわない。

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  • 視野に入る - オタク商品研究所plus

    とある人事の人の話。「他人の人生を変える」のが仕事なので、ストレスでボロボロなんだとか。 あるお寺の和尚さんから言われた一言が、大いに役立ったそうです。 「競争というのは、他人を蹴落とすことだと思ってる人が多いけど、それは間違い。誰かの視野に入って、存在感を発揮すると言うことなんですよ」 「自分の生きる意味を、競って発揮するのが、競争だと思います」 高得点より、存在感を重視する。という方針を持ったことで、ずいぶん仕事が楽になったそうです。

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  • 評論十戒 - オタク商品研究所plus

    0.我々には表現の自由がある。どんな罵倒も暴言も、すべての感想は思いのままである。 1.(0に続く)ただし、公表すればそれは罵倒であり暴言でしかない。その責任から免れることは出来ない。 2.評論家は名無しであってはいけない。通りすがりから石をぶつけられたり、物を恵んで貰う筋合いはない。 3.自分の評論が、世界すべての代弁と思ってはいけない。 4.優れた評論は言葉に重みがある。自分の心象から一番光る物を取り出せばよい。 5.作者は意識するな。作者に読んで貰いたいならファンレターを書け。 6.自分が作者よりすぐれたクリエイターであるように、振る舞ってはならない。それは端から見て滑稽なだけである。 6捕 自分ならこうする。という代替案を自信満々に出してはいけない。 7.評論が少なければ世界にただ一人の感想を、世界が見に来ることになる。 8.評論もまた、評論を受ける。自分の気分が正しいという反論は

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  • 買わせるテクニック - オタク商品研究所plus

    この前聴いた、営業テクニック。 ・まず、前提は人が欲しいと思っているかどうか。興味を持つ人間は、欲しい気持ちがある。興味を持たない人間にセールストークをしてはならない。 ・まずは触らせることが大切である。車なら試乗、べ物なら試。これで当人の経験の一部となる。 ・他にないことをアピールせよ。他にないものは買う価値があるのだ。 ・金銭的な負担があるなら、ローンで分散するのが効果的。 ・べ物なら分けろ。一個1000円のスイカ。半個600円の冷えたスイカ。両方とも価値がある。 ・普段使う金銭も勘定に入れろ。車ならガソリン代や高速代の節約で月々のローンが払える。 ・価格が価値以下のものは売ってはならない。価格が価値以上なら自信を持て。 ・商売に近道なし。明日も明後日もそこで売ってることを忘れるな。

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  • 東京都の危険性 - オタク商品研究所plus

    先日のBSフジの、東京都条例改正に関する討論ですが、一夜明けてさらに迷走っぷりがあきらかに。 猪瀬直樹氏のツイッターを、公人の発言として解釈して引用させて頂きます。 エロ規制はあったが、ロリ規制がなかっ た。不健全図書に指定されてきたのはエロ規制で、ロリ規制ではなない。新たにロリ規制をもうけただけの話。その場合、近親相姦や強姦などを肯定的に繰り返 すものに限定して不健全図書に指定され、書店の棚を18歳未満でないところにする。それだけのこと。 猪瀬氏のツイッター 「奥サマは小学生」を引き合いに出して、こういうのが成年マーク無く一般棚に置かれているのはけしからん。とのことでしょう。 奥サマは小学生 (チャンピオンREDコミックス) もう馬鹿馬鹿しくてコメントする気も起きないのですが、コメディ見て犯罪が増えるなら、それは親と教育者の責任でしょう。 これに関する松山氏のコメント。 ここに来てさっそ

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  • 相手側の言い分 - オタク商品研究所plus

    産経記事がかなり踏み込んだ内容 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/100318/gam1003180500000-n1.htm (以下赤字分が転載引用) ――規制はどこまで及ぶか 「漫画家などの著作権者が対象ではない。青少年に対する販売や貸し出しを規制する。非実在青少年の性描 写をするのは駄目、それを成人が見るのは駄目といっているわけではない。表現の弾圧や検閲ではない」 要するに成年マークのつかない、一般流通作品に対する規制であり、成年マークがついていれば未成年の性行為があっても全然かまわないと言うことでしょうか。 成人になった瞬間それらに直接触れるギャップのほうが、性衝動行為の激化に繋がると思われます。 ――現在、一般に流通している作品も対象となるのではと懸念する漫画家の声があるが、実際はどのような作品が、どの程度、規制されるか 「

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  • 教える立場 - オタク商品研究所plus

    知人のいた小学校の、校長先生が学校を去ることになりました。 その時の最後の言葉。 「人生の経験は辛いも楽しいもすべて宝物です、 私たちは子供に生きていくことを教えなければなりません。 残念ながら、今の教育はうまくいかせるようにしか教えていません。 みなさんは、失敗を責めない 失敗はスタートラインということを、子供達に教えてあげて下さい。 うまくいかない時こそ、人生で一番大事な根っこになるんです」 こういうところで、学びたかったーと思いました。

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  • ニートの未来 - オタク商品研究所plus

    「人類のために戦う戦士でも、子供残せぬ、親不孝かな」 ずっと引きこもりの人がいて、世話している親が死んだらどうなるかという話をしました。 「生活保護の申請」「自殺」「餓死」果ては「その時が来たら犯罪を犯して刑務所に入る」という馬鹿者までいるらしい。 一方でハローワークに行っても仕事がないといいのも現実。 おおよそ暗い未来しか出てきません。 そうこう言っても明日は必ずやってきます。 この前知人とごにゃごにゃ話していたのですが 月一万雇用を創出できないだろうかと。 一人の人間を月15万で雇うのは難しくても、月一万円仕事を作ることは可能です。具体的な仕事は短期労働だけではなく、ネットパトロールなどの恒常的な情報収集など。 たとえば ○「特定キーワード」に関する情報収集の請負。 ・観覧ログの提出義務。 ・レポートの提出は定期的に行う。 ○モニターレポート ・試供品のレポート、試写レポートを月間 ×

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  • 入り口が分からない - オタク商品研究所plus

    最近、業界会うひと毎に景気の悪い話を聞く毎日。 腕のある人は、「数少ない仕事をその人とやろう」という事になり、仕事はオーバー気味。 とりあえず出来る程度の人材がばっさり斬り落とされてる状態。 可能性として、電子出版という道が残されているわけですが、今度は電子出版の制作態勢というのが問題になってきます。 出版社、編集が介在すれば「創作のためのお膳立て」は向こうがしてくれるわけですが、個人で直接電子出版原稿をはじめようとすると、周囲に相談者がいないので「どこから手をつけて良いかが分からない」 先日も「同人誌でも良いからマンガをはじめたい」という人がいたのですが、そもそも「何を書きたいか」が自分でも分からないんだとか。 ストーリーだけ書きたい人もいるのでうまく手が組めればいいのですが、個人対個人の契約ほどアテにならない、トラブルの元はありません。 電子出版は、最低のレベル以下が乱立することになり

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  • 感想、批評を評価する - オタク商品研究所plus

    とある映画監督のお話。 「よく映画にポイントつけるってあるじゃないですか。 あれ、僕らが感想とかに点数つけてもいいんですかね」 いやー、荒れる元だからやめたほうがー 「茶坊主(権力におもねる)、オタク、バカの三種類で分類するんですよ。茶坊主でも、中身をちゃんと見てヨイショしてれば高得点。リリース文章丸写しは0点」 「オタクは、ちゃんと見て内容に関して的を射ていれば高得点、あきらかに居眠りしてだろ。おまえは!というのは0点」 ギクギク 「バカもね、素人意見で良いこと言ってくれれば、良いんですよ。勘違いがあっても許す許す。一番腹立つのはド素人に知ったかぶりされることで、バカの0点を突きつけてやりたいんですよ」 心の中に留めて、決してブログに書かないようにと言っておきました。

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  • 紙メディアのペーパレス化 - オタク商品研究所plus

    続、知人と未来会議。 PC(TV)は漫画を読むのに向かない。 このことに気がついている人はどうやら少ないようです。 これは簡単な実験で証明できます。 手近なマンガ誌を用意して、モニターの距離高さにおいて固定して下さい。 個人差はありますが、かなりマンガを読むのは疲れると思います。 ではマンガ誌を手に取ってみましょう。 目の近くで、下向きに見ているはずです。 目線に負担がかかるか否か。 これが絶対的な差です。 紙メディアペーパレス化を図るには ・手元に置ける重さであること ・充分な解像度があること ・誤動作無く直感的なページめくりが出来ること 以上の条件をもったブックリーダーが不可欠となります。 ・そのハードの技術はもうあるはずです。 ・電子流通がシェアを広げることはみんな分かっているはずです。 ・屋を潰す? とんでもない。 手元に残したい(購入欲求のある)ものはもっと増えるはずです。 こ

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  • ドキュメンタリーにも脚本はある - オタク商品研究所plus

    「マンガノゲンバ」取材方法の件。 とあるドキュメンタリー監督の人と話をしたことがあるのですが、「脚無し」と「脚有り」の二つのやり方があるそうです。 「脚無し」 格的に取材するなら、ともかくV(ビデオ)を回して、素材をひたすら撮った段階で、取材者の印象を元に映像をカットし編集していきます。この場合でも「放送枠内」におさまるように、起承転結が構成されます。 ・まず、状況を知らしめる。 ・何が問題かを見つける。 ・解決や行動を追う。 ・その結果をまとめる。 これも脚と言えないことはありません。演出が加わるとよけいわざとらしくなります。 「脚有り」テレビドキュメンタリーなどでは、延々取材している時間はありません。そうすると最初から起承転結を考えて、取材を行います。そうすると欲しい画だけ得ようと焦りが出ます。 担当ディレクターが優秀な取材者であれば、問題点を正確に見つけて、最短の時間で映

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  • 私は傲慢でした - オタク商品研究所plus

    先日、某監督と話をする機会があって「最近の○○で良い所とか、悪いところとかありますか?」と質問しました。 すると、私を睨み付けて一言 「(葉山)君は、傲慢な性格だと言われるでしょう」 えー、はい。だいたいそんな風に言われることがあります。 「評価する時にはね、良い点と、自分が気になる点 の二つしかないんですよ」 「どんなにヘタクソであってもゼロから見ればプラス。それが何で悪いって言えるの?」 。 。 / / ポーン! ( Д ) 「ぼくらはね、暴力が書けないから「正義」に置き換えてる、浅ましい仕事なんです」 「「正義」じゃなくて「倫理(モラル)」で対決すること。これが分からないような人間はプロになっちゃいけない」 痛烈に身に染みたお言葉でした。 他人を論する時に「悪い」と思ったら(決めつけたら)、それは討伐されるべき、と思い違いをしやすいという話です。 全体的には批評批判禁止ではなく、気

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    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/08/29
    『「正義」じゃなくて「倫理(モラル)」で対決すること。』『他人を論する時に「悪い」と思ったら(決めつけたら)、それは討伐されるべき、と思い違いをしやすいという話です。』( ..)φメモメモ
  • 圧縮と非圧縮 - オタク商品研究所plus

    ドラマ畑の脚家が、アニメの脚を書く時にはコツがあるそうです。 それは 圧縮をかけること ドラマだと登場人物を激怒させるなら、それなりの段取りというものが必要です。マンガやアニメの場合は、いきなり怒った人物を出してもかまわない。全部手作業で絵を作るので、余計なものは一切入れずにやれと言う主旨。 この段取り省略が一般化されて、逆にドラマ側に持ち込まれ「こういうキャラだから」ということで突発的な行動を取るようになったのが今のドラマの弊害だそうです。 (ちなみにヘタなドラマは、段取りに時間をかけすぎるので、集中力が無くなってつまらなくなってしまう) 感情に至るまでに、ハサミを入れ過ぎちゃうと結局「やらせたい行動」のみが残るわけです。その辺のサジかげんが難しい。 例えば「機動戦士ガンダム」。これも、アムロレイがたまたまガンダムに乗る話ですが、 戦争状態である(潜在的な驚異) 侵攻(潜入作戦)が始

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  • 差別の気持ち - オタク商品研究所plus

  • 飽きっぽい人達 - オタク商品研究所plus

    先日、オタクの気質として「飽きっぽさ」があるのではないかいう話になりました。 ここ数年でも、3ヶ月から半年のサイクルで主流がコロコロ変わっています。美少女物だと「らき☆すた」「かんなぎ」「とらドラ」「けいおん!」その他もろもろ。 私としてはむしろ逆で「価値を認めたら粘着質になる」のがオタク気質だと思ってます。特にDVDやフィギュアを買うようなお金のある人達が、顧客層を作るのでなんとか、やって行けてると思います。 「飽きっぽいのはお金を持っていない層」ではないかと考えています。 これはムーブメントを作り出す主力の浮動層でもあるわけです。 端的にまとめると「ムーブメントを起こしたいなら、お金を持たない世代の動員が必要である」という事です。イコール「人は動いても金は動きませんよ」と言うことです。 ここで勘違いしやすいのが「ブームだから儲かる思想」で、中身のある物を提供すればそれなりにファンはつい

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  • 一言まとめ - オタク商品研究所plus

    企画に関わる若手の訓練法をえらいヒトといろいろ考えております。 その中の一つが「なんでも一言で言い表す」訓練。人のボキャブラリーのみならず、洞察力も試されるので、なかなか面白いものが出てきます。 先日「新世紀エヴァンゲリオン」を一言で表そう。 で一番面白かったのが 神様の二次創作が大失敗 だいたいあってるような気が。 まあ、SF物の中身はほとんどこれですが。

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  • シャッター商店街の活性化 - オタク商品研究所plus

  • 盗作と影響3 - オタク商品研究所plus

    先日聞いた、外国の経済学者さんらしい人の日オタク観。 日オタク産業がすごいのは、巨大なファンマーケットがあるからで、誰でも好きな作品の市場に参加できることが、大きなマーケットを作る要因である。 とかなんとか コミックマーケットとかみて、そういう結論になんたんだろうなーと思います。 ちょっと注目したのは、この中の黙認することが情報を共有化して全体のレベルを押し上げている。という考え方。 権利者が「行使しない権」を発動することによって、自由な創作活動が出来ることも事実です。 日人は古来、無生物から偉人まで、何でも祀って神様にしてしまう民族なので、漫画アニメゲームその他の権利者も尊重する意識があれば、恩恵を貰える(訴えられない)という相互互恵関係があり、カミとタミの関係は今に続いているのではないかとも、思えるわけです。 盗作と、影響の境目というのは「カミに仇なす」要するに権利者の利益を

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  • 盗作と影響 - オタク商品研究所plus

    とある新人の話。お隣の国の人で片言ながら日語は話せるレベル。 彼が自作マンガを書いて持ち込んだのですが、絵柄が人気漫画そっくりで、内容もそっくり。(ネームは日語)全体的には上手いので、「もうちょっとオリジナリティを出して」「同じテイストの物は欲しいけど、似たようなのはいらない」とアドバイスをしたら、急にキレ始めた。 「人気の○○だって、◎◎の絵に似てるじゃないか」「自分の方が今連載している物よりも上手だ」「絵柄やストーリーは一人の物じゃない、みんなの財産だ」「盗作だとあなたが言うなら、盗作と影響の差はどこにあるのか、僕にも分かるように教えて欲しい」 とか言って、かなりオカンムリ。 結局、次の面接時間が来たと言うことで帰って貰ったんだとか。 この話を「ルールの違う外国の困ったちゃん」で済ますのは簡単なのですが、意外に真を付いた部分があるんじゃないかと思ったりするわけです。 私も、こんな事

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