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2016年9月30日のブックマーク (2件)

  • ファンタジーだった『聲の形』

    映画観てきた。これは素晴らしいファンタジーだ。 『聲の形』は、『シン・ゴジラ』『君の名は。』よりも、荒唐無稽だった。前者は「ゴジラ」、後者は「入れ替え」が虚構だが、『聲の形』の"ありえなさ"は、ほぼ全編にわたる。いじめの描写が辛すぎて、原作は1巻しか読んでいない。そのため、この感想は的外れかもしれない。だが、このモヤモヤを溜めると体に悪いので吐き出す。 『聲の形』は、聴覚障碍者の女の子と、彼女をいじめる主人公とのボーイ・ミーツ・ガールの話だ。彼はいじめたことを後悔し、暗転した人生を送るわけなのだが、数年の時を経て、再び彼女に会いに行く。彼の救われなさが、「×印を付けられた他者」や「水底からのような音声」に表象されており、要所で主観世界がドラスティックに変化するアニメ的な仕掛けは良くできている。特に、「その音を感じているのはどのキャラクターか」によって、わたしの「聴こえ」を使い分けているのが

    ファンタジーだった『聲の形』
  • 【映画感想】映画 聲の形 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あらすじ 西宮硝子が転校してきたことで、小学生の石田将也は大嫌いな退屈から逃れる。しかし、硝子とのある出来事のために将也は孤立し、心を閉ざす。5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪れることにし……。 koenokatachi-movie.com 2016年16作目の映画館での観賞。 平日の昼下がりの回で、観客は僕も含めて5人でした。 ちなみに僕は原作を全く読んだことがありません。 ネットでは「さすが、京都アニメーション(京アニ)!」とクオリティの高さが絶賛されているのですが、京アニにもあまり思い入れはないし…… ですので、「そういう人」の感想だということで、読んでいただければ幸いです。 ネットでの感想をあれこれ読んでいたら、「原作を端折りすぎて説明不足」というのがけっこうあったのですが、僕は何か所か(といっても、けっこう重要なシーンではあるのですが)、「どうしてこの人はこんな行動をと

    【映画感想】映画 聲の形 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言