真佐美ジュンさんが見せてくれた日テレ版ドラえもんのエンディングのセル画。手前は、突然の最終回でドラえもんの丸い手から黄色い小鳥が飛び立つシーン=東京都東久留米市 テレビ朝日系アニメ「ドラえもん」が始まる6年前の昭和48年、日本テレビ系でアニメ化された「日テレ版ドラえもん」は、半年間で頓挫した。直接の原因は、アニメを制作した「日本テレビ動画」の社長が突然、失踪して会社が消滅したことだった。 「なぜ社長が消えたのか、今もって分かりません。ただ、前身の東京テレビ動画時代に金銭トラブルがあったと聞いています」 日本テレビ動画でドラえもんの制作主任を務めた真佐美ジュンさん(63)はこう振り返る。同社は日本テレビとよく似た名だが、資本関係はなかったという。 ドラえもんは日曜夜7時のゴールデンタイムに放送された。裏番組はアニメ「マジンガーZ」や「アップダウンクイズ」、三波伸介さん司会の「お笑いオンステー
「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」「めぞん一刻」…。あの名作漫画やアニメに登場する家は、どんな「間取り」になっているのだろう。そんな興味から推測を交えて作図された50軒の間取り図を集めた本が今月、出版された。『名作マンガの間取り』(ソフトバンククリエイティブ刊)。本業は不動産業・建築コンサルタントという岩手県在住の著者に会ってみたら、「北の奇人」とも言うべき一風変わった人物だった。 出版された本は、ほぼ真四角のコンパクトな形態。見開きページの右側に作品名や物件名、所在地、入居者、構造・工法、規模の項目が並び、左側のページに平面図が描かれている。 「ドラえもん」の野比のび助邸の項目では、「入居者/父・野比のび助、母・玉子、長男・のび太、ロボット・ドラえもん(特定意志薄弱児童監視指導員)」「構造・工法/木造」「規模/地上2階」などとあり、1階と2階の平面図が克明に描かれている。 ただ、「見たま
赤塚不二夫さんの告別式で弔辞を述べるタモリ(森田一義)さん=7日午前10時43分、東京都中野区中央の宝仙寺(代表撮影) タモリさんの弔辞は以下の通り。 「8月の2日に、あなたの訃報に接しました。6年間の長きにわたる闘病生活の中で、ほんのわずかではありますが、回復に向かっていたのに、本当に残念です。われわれの世代は、赤塚先生の作品に影響された第一世代といっていいでしょう。あなたの今までになかった作品や、その特異なキャラクターは、私達世代に強烈に受け入れられました。 10代の終わりから、われわれの青春は赤塚不二夫一色でした。何年か過ぎ、私がお笑いの世界を目指して九州から上京して、歌舞伎町の裏の小さなバーでライブみたいなことをやっていたときに、あなたは突然私の眼前に現れました。その時のことは、今でもはっきり覚えています。赤塚不二夫がきた。あれが赤塚不二夫だ。私をみている。この突然の出来事で、重大
電車の中で化粧をする女性が昨今、批判されている。しかし、先日もっとすごいものを見た。 小学校の高学年とおぼしき少年が、地下鉄の中で勉強に没頭していたのである。鞄(かばん)を横の座席に置き、その上にジャンパーをのせ、筆箱などの勉強道具一式を周囲に配置して、膝(ひざ)に問題集を広げている。座席を1・5人分占領したその空間は、驚くほどプライベートな感じだった。近くには立っている老人もいたが、少年は気にも留めるようすもない。 その少年は地下鉄での勉強に慣れているらしく、駅到着前のアナウンスが聞こえてくると、ぴたりと勉強をやめて片づけにかかった。勉強道具を鞄にしまい、ジャンパーをはおって立ち上がると、どんぴしゃのタイミングで扉が開いた。少年は周囲には目もくれず、いちばん先に電車を降りて、目指す方向(おそらく塾だろう)へ歩み去った。 彼は利発そうな顔立ちで、成績もきっと優秀にちがいない。身なりも裕福そ
林野庁や旧北海道開発庁を舞台にした汚職事件などで、受託収賄やあっせん収賄など4つの罪に問われ、1審東京地裁で懲役2年、追徴金1100万円の判決を受けた衆院議員、鈴木宗男被告(59)の控訴審公判が11日、東京高裁(池田修裁判長)で開かれた。検察、弁護側双方が弁論を行い、弁護側は「収賄の事実はなかった」などと改めて無罪を主張して、結審した。判決は来年2月26日。 弁護側は、1審判決で認定された4罪すべてについて無罪を主張。受託収賄とあっせん収賄の罪については「贈賄側とされる企業からの請託も、わいろにあたる金銭の授受もなかった」と両罪の成立を否定した。 一方、検察側は「弁護側が控訴審で証拠提出した、鈴木被告の関与を否定した関係者らの陳述書などは信用できない」として控訴棄却を求めた。 1審判決によると、鈴木被告は北海道開発庁長官や内閣官房副長官を務めていた平成9〜10年、北海道の企業2社から、公共
“山ちゃん”の愛称で人気の声優兼タレント、山寺宏一(46)が昨年春に、夫人で声優、かないみか(43)と離婚していたことが28日、分かった。 2人は声優仲間として愛をはぐくみ、平成6年に“職場結婚”。山寺がプロポーズした際は、郵便ポストの上から告白したほほえましいエピソードを持つ。結婚後も、お互い仕事と家庭を両立していたが、ここ数年は多忙からすれ違いの生活が続いていたという。 山寺は人気アニメ作品やディズニー映画を始め、外国映画の吹き替えでは米俳優、エディ・マーフィー(46)やジム・キャリー(45)などを担当。9年からはテレビ東京系子供向け情報番組「おはスタ」のメーン司会を務め、同番組でのあいさつ「おっはー」は12年の流行語大賞に。それがきっかけで一気に全国区となり、俳優業にも進出した。
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