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ブックマーク / www.ringolab.com (90)

  • 教養としてのゲーム史 - 情報考学 Passion For The Future

    教養としてのゲームゲームの「進化の系統樹」がよく整理されている。 たとえば最初に紹介されているのは、 ポン → ブレイクアウト → インベーダー → ギャラクシアン → ギャラガ という進化系。単純なテニスゲームのポンにブロック要素を加えるとブレイクアウトになり、ブロックが動くインベーダーに進化して、さらに自由度の高い動きをするギャラクシアンができて、合体などの要素が加わるとギャラガになる。 ほかにも ヘッドオン → 平安京エイリアン → パックマン ドンキーコング → マリオブラザーズ → スマブラ ウルティマ、ウィザードリィ → ドラクエ ドルアーガの塔 → ハイドライド → ゼルダの伝説 プリンセスメーカー → 同級生 → ときメモ → ラブプラス などなど、主に画面の見立てを軸にして系統を有名なゲームを挙げながら説明していく。80年代から代表的なゲームを遊んできたという人なら

  • 裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 - 情報考学 Passion For The Future

    ・裸はいつから恥ずかしくなったか―日人の羞恥心 ペリーの日遠征に随行した画家の「下田の公衆浴場」という絵には、全裸の男女が秘所を隠すこともなく混浴の浴場でくつろぐ様子が描かれている。若年や中年の男女が多いが、誰も互いの裸体に欲情していないし、恥ずかしさも感じていないことがみてとれる。この絵を見たアメリカ人は日人を「淫猥な人たちだ」といい、フランス人は「日人に羞恥心はない」といい、オランダ人は「男女の性別を気にしていない」といって驚き、そして軽蔑した。 150年前の日では「男女が無分別に入り乱れて、互いの裸体を気にしないでいる」のは普通だったのだ。江戸時代の日人にとって、裸体は顔の延長のようなものであり、現代人の我々がスッピンの顔を見られても恥ずかしくないように、裸を見られても平気だった。 江戸時代の日人がいかに裸に対しておおらかだったか、具体的な記録から明らかにされる。若い娘

  • 努力しない生き方 - 情報考学 Passion For The Future

    ・努力しない生き方 20年間無敗の雀鬼 桜井章一の語る人生哲学。努力と書いて「努めて力まない」ととく、そのココロは?。ポジティブシンキング、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング全部試したけどダメ、肌に合わないよっていう人は、このでうまくいくかもしれない。 「このでは「努力する」「求める」「つくる」といった足し算へと向かうさまざまな発想や行為を俎上に載せている。そしてそれらがどれだけ無理で不自然なものを孕んでいるか、それゆえ破綻しやすく、かつ人生に対していかに破滅的なものになりうるかを述べたつもりである。」 確かにどんな分野でも達人の極意は、いかに力を入れないか、にある。 「つまり、麻雀にせよ、何にしろ、そこにあったのはいつも「努力」ではなく「工夫」だったと思う。「工夫」があれば何事も楽しくできるのだ。「努力」をしようとすればかならず余計な力が入る。練習して上達を続けるには力が入っ

  • Passion For The Future: 思考の整理学

    思考の整理学 スポンサード リンク ・思考の整理学 初版は1983年。日に”マイコン”が登場したころだ。著者は既にコンピュータ普及の影響を見通していた。 「これまでの学校教育は、記憶と再生を中心とした知的訓練を行ってきた。コンピュータがなかったからこそ、コンピュータ的人間が社会で有用であった。記憶と再生がほとんど教育のすべてであるかのようになっているのを、おかしいと言う人はまれであった。コンピュータの普及が始まっている現在においては、この教育観は根から検討されなくてはならないはずである。」 人間らしい思考法を追求している。たとえば、まず寝かせるのである。 「思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。」 大作映画の宣伝などで「構想ウン十年」というフレーズがある。あれはたぶん原作者がウン十年前に思いついたには違いないが、ほとんどの間は放っていたもののはずである。それでも、長く寝か

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2010/03/05
    "思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。"( ..)φメモメモ
  • アートを書く!クリティカル文章術 - 情報考学 Passion For The Future

    ・アートを書く!クリティカル文章術 プロが教えるアート批評の書き方。美術、音楽、絵画、映画をどう言葉で表現するか。 「そもそもすぐれた芸術作品は、質的にその芸術固有の媒体(音楽なら音、絵画なら色彩)によってしか表現できないことを表現しています。それを言葉で写し取ることは根的に不可能なのです。この意味で批評の言葉は質的な無力をうちに抱え込んでいます。ボードレールは、批評の言葉が理性的な言葉であることはできず、批評自体がひとつの芸術作品となるほかはないというようなことを書いています。」 メディウム・スペシフィックな性質を乗り越えて、言葉にできない感動を敢えて言葉で伝えようとするのがアートの評論行為だ。そこでは普通は悪文とされるものがアートの批評としては名文とされたりする。映画評論家としてのジャン=リュック・ゴダールの華麗なレトリックの例が紹介されていた。これ。 「イングマール・ベルイマン

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2010/02/04
    "ことは美術に限った話ではないが、批評とは個人の主張を前面に押し出した言説であり、しかも多くの場合、その習慣は客観的な根拠に乏しく、個人の勝手な思い込みに由来している。"( ..)φメモメモ
  • セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 - 情報考学 Passion For The Future

    ・セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 上野千鶴子の"処女喪失作"が四半世紀ぶりに文庫化。カッパブックスから岩波現代文庫へ。 「男は「女らしさ」を振つけし、読みとり、鑑賞し───そしてもちろん、発情する。この「らしさ」のカタログは、男たちの作ったマスメディアの中に、うんざりするほど登場する。いまからお目にかけるのは、広告というもっともポピュラーな媒体に登場する、女たちの「らしさ」のカタログであり、その隠されたメッセージを読みとく手引きである。」 四半世紀経っても男の目から見てのセクシー=「女らしさ」はあまり変わっていないように思える。四つん這いだとか、体をくねらせるとか、流し目、濡れた唇に、男はついついそそられてしまう。広告はそうした男性の心理を利用して、巧妙に商業的メッセージを発信してきた。 「女らしさ」は男性が文法をつくりだす。こんな面白い研究が紹介されている。 「

  • 「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち - 情報考学 Passion For The Future

    ・「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち 嫌消費とは、1979年から83年までに生まれた(現在20代後半)バブル後世代に強く現れた消費行動パターンのこと。彼らの生活を調べると、収入が十分にあって、さらに増えても、消費を増やさない傾向が顕著に出ている、という。独自の大規模調査により、欲しがらない若者たちの実態を明らかにし、企業が彼らに物を買わせるにはどうすべきか有効な戦略を分析する。 嫌消費世代の62%は独身社会人で、22%は子育て中、14%は既婚子なし、全体の58%は親と同居している。正規雇用は48%。平均年収は300万円未満が62%を占める。ただし、嫌消費傾向が強いのは、中でも300万円~400万円の常時雇用層であり、必ずしもお金がないから物を買えないというロジックでの消費抑制ではない。むしろ彼らは買い物好き、みせびらかし好きという傾向が認められるそうだ。 嫌消費

  • ニンテンドーDSi LL - 情報考学 Passion For The Future

    ・ニンテンドーDSi LL ナチュラルホワイト 昨年末に息子のクリスマスプレゼントとして贈ったのが、この新型DS。我が家にはこれでDS Lite、DSiと3台揃ってしまった。LLは画面サイズが4.2型。DS Liteと比べると画面の面積が93%アップ、DSiと比べると67%アップ。とにかく画面が大きくなりましたが特徴である。 ゲームの迫力が増して、文字が読みやすくなった。DS→DSiのときの小さな変化と比べると、劇的な変化である。大画面化で電池の持ちを心配したが、フル充電で中輝度利用なら9~10時間(DSiは6~9時間)と逆に改善されている。重量は314グラムで、DSiより100グラム重い。 大画面化でWebブラウザー機能はどうなんだろうかと期待したが、画面サイズは大きくなっても解像度が変わらないわけで、情報量という点ではほぼ変化がないのであった。文字が読みやすくなったことは確かである。

  • 脱オタクファッションガイド 改 - 情報考学 Passion For The Future

    ・脱オタクファッションガイド 改 書は出版社より献いただきました。ありがとうございます。中身はおもしろかったのですが、このを献されちゃう立場というのが、なかなか複雑なのです。精神的にはともかく外見的に脱オタは果たしていると思うのですが...?。どのような意図で献していただいたのでしょうか、出版社殿。 ええ、ええ、私は確かに大学入学時に"バンダナ"をしていた過去がありますよ。80年代から"マイコン"をいじっていた人なんて、100%オタクだったのですから。"ハイテクシューズ"も大好きで、実は今も土日は履いています。"通勤・通学中の一人観賞会"も通勤電車でiPodで映画観てますが私の勝手でしょ。誰かがジョークを言ったら「ワラワラ」って声に出して言うのは"不自然な言葉遣い"ですが、いけませんか?。結構楽しいと思うのですが、という私見はともかく...。 これはオタクに向けて、脱オタ(モテ化

  • 2009年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 - 情報考学 Passion For The Future

    2009年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは当によかったと思うランキングで1ダース並べてみました。私が2009年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品もかなり含まれています。 小説に順位をつけるのは難しいのですが、1位は万人におすすめできるということで選びました。URLをクリックすると書評エントリへ、表紙画像をクリックするとアマゾンへ飛びます。 ・2008年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/2008-3.html ・2007年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/01/2007-5.html ・2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http:

  • グノーシス主義の思想―"父"というフィクション - 情報考学 Passion For The Future

    ・グノーシス主義の思想―"父"というフィクション 若手研究者による意欲的なグノーシス主義研究書。 2世紀頃のキリスト教異端の一派であるグノーシス主義という思想は、反権威、反伝統の知のかたちとして、しばしば20世紀の思想家によって語られた。おかげで現代のSFやアニメにも広く影響を与えている。最近では、ファイナルファンタジー13は明らかにグノーシス主義の影響を受けている。"悪い創造主"が出てきたらまずグノーシスを疑えである。 グノーシス主義は二重構造が特徴だ。みんなが神様と崇めているのは偽物の劣った神(造物主)であり、当の至高神は天界の最上部にいる。人間は至高神の性質を受け継いでいるので、やがて叡智とともに神のもとへ帰昇することができると信じた。現体制は偽物で、物はきっとどこかにあるんだという反権威主義的な発想である。 グノーシスの神話は筋立ても含意もかなり難解であり、こうした研究書を通し

  • Passion For The Future: ガンダム・モデル進化論

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  • 巡礼 - 情報考学 Passion For The Future

  • 新春ポッドキャスト 「ツイてる!ポッドキャスト新春2010」3日目 と ファイナルファンタジーXIII - 情報考学 Passion For The Future

    新春ポッドキャスト 「ツイてる!ポッドキャスト新春2010」3日目 と ファイナルファンタジーXIII 日も箱根駅伝復路を応援してきました。東洋大強し。 新春ポッドキャスト3日目は、3人のブログで昨年に人気のあったページと昨年売れたものについてコメントしています。 私のブログでは人気記事は ・なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか 記憶と時間の心理学 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/05/post-1000.html ・傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/post-1028.html ・裸体とはじらいの文化史―文明化の過程の神話 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/09/post-1064.htm

  • 1Q84 - 情報考学 Passion For The Future

    大晦日。 それでは、そろそろ1Q84についても一言、言っておくか(笑)。 私も読みました。面白かった。今年のフィクション ベスト5には入る。でも1位ではないなあというのが感想。ノーベル賞候補になったが故の、7年ぶりの新作だった故の、バブルが入っている気がする。日文学にとっては人気があって、それはそれでいいのだが、来読者対象でない人も手に取ってしまうミスマッチが起きているような気もする。 ・1Q84 BOOK 1 ・1Q84 BOOK 2 オリコンの調べによると、2009年度に最も売れたは『1Q84 BOOK1』で108万部だった。第3位に『1Q84 BOOK2』が89万部でランクインしている。流行のケータイ小説ライトノベルとは違って、なかなか難解な文学作品が合計で200万部も売れたことに驚く。 ところで当に皆さん読みましたか? このブログの読者は読んでいそうだけれども、そういう人

  • 2009年のはてなブックマーク数ランキング - 情報考学 Passion For The Future

    2009年に書いた記事に限定して、各記事のはてなブックマーク数を調べました。アテンションエコノミーのネット空間上で目を引くタイトルとは何かを、毎年、このランキングを見て考えています。 1位 なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか 記憶と時間の心理学 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/05/post-1000.html 2位 傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/post-1028.html 3位 裸体とはじらいの文化史―文明化の過程の神話 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/09/post-1064.html 4位 借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還

  • 2009年度 書籍売り上げランキング ベスト20 - 情報考学 Passion For The Future

    今年このブログの紹介記事を経由してAmazonで販売されたの売り上げ冊数ランキングです。1位はもちろんアレなのですがどうもありがとうございました。 ・2008年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/12/200820.html ・2007年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/12/200720.html ・2006年度 書籍売り上げ ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/01/200620.html ・2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2005/12/200520.html ・2005年

  • Passion For The Future: 仏教が好き!

    仏教が好き! スポンサード リンク ・仏教が好き! 私は無宗教ですが、仏教はかなり好きで、時間があったら、これを勉強してみたいと思っている。このは、仏教は宗教学者、中沢新一と河合隼雄の仏教についての対談集。チベット密教に入門した経験を持つ異彩の宗教学者と、ユング心理学を研究後、文化庁長官にも就任した大学者が、仏教の質に迫るスリリングなダイアログ。 「 ・ある時、ひとりの出家修行者がある女性に恋をし、彼女が死んだ後、その墓に納められた骨を集めてヴァギナをつくり、それにペニスを入れた。釈尊は彼を教団追放とした。 ・ある時、ラジャーグリハで出家したスンダラという修行僧が道を歩いていると一女性が「大徳、ちょっと立ち止まって敬礼をさせてください」といって彼に礼を捧げつつ、衣をめくって彼のペニスを咥えた。釈尊は彼が楽しみを覚えなかったことを確認し、罪を犯さずとした。 ・ある時、バールカッチャに在っ

  • 中空構造日本の深層 - 情報考学 Passion For The Future

    ・中空構造日の深層 元文化庁長官の心理学者 河合隼雄の論考。もはや古典。日の神話、昔話の分析を通して日人の深層構造を理論化した。 1 アメノミナカヌシとタカミムスヒとカミムスヒの、アメノミナカヌシ 2 アマテラスとツクヨミとスサノオの、ツクヨミ 3 ホデリとホスセリとホオリの、ホスセリ 古事記にはそれぞれ3柱がセットで生まれてきたのに、その後の神話にほとんど登場しない影の薄い神がいる。たとえばアメノミナカヌシは漢字で書くと天之御中主であり、まさに世界の中心に位置する重要な神のはずなのに、その他の二柱と違って、古事記冒頭の記述以降はちっとも出てこない。アマテラス(太陽神)、ツクヨミ(月神)、スサノオ(海神)の組では、多くの文化で太陽神と月神はセットで活躍するのに、日神話ではツクヨミの登場場面はほとんどない。ホデリは海幸、ホオリは山幸で有名な兄弟の争いの物語があるのに、一緒に生まれたホ

  • オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 - 情報考学 Passion For The Future

    ・オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 学術的には否定されているのに既成事実として何度もよみがえる心理学の話や考え方を叩き割る。 第一章のオオカミに育てられた少女アマラとカマラの話は作り話だったという事実に驚かされた。この事件は幼児期の大切さを説く材料として日の小学校の道徳や高校の倫理の教科書にも使われてきた。私も学校で聞いた記憶がある。 アマラとカマラについては、発見者らによって詳細な観察日誌(和訳も出版されている)や写真が大量に残されている。二人の少女らしき人物がいたことは事実のようなのだが、オオカミに育てられた、だとか、保護された後の生育状況などは真っ赤な嘘らしい。著者は専門家ならばすぐに見破れる大きな矛盾を幾つも指摘している。ところが、当時、資料を真に受けた発達心理学者の大物がアメリカに紹介したために、マスメディアが大きく取り上げて、世界中が当の話だと信じ込んでし