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ブックマーク / www.toaruservant.com (7)

  • 安直な企業誘致マインドが生み出す移住者と地元のミスマッチ問題 - とある地方公務員のブログ

    増田寛也氏のぶちあげた「人口減少社会」「消滅可能性都市」というショッキングなフレーズは、地方自治体に危機感を改めて顕在化させ、同時に「地方創生」という、どこかで聞いたような(DAIGOのおじいちゃんだっけ??)国策でもって、人口減少に歯止めをかけて、国力の維持を図ろうという方針に地方は付き合わざるを得なくなりました。 地方創生は好機であり、積極的に事業提案していこうと市長の鼻息は荒かったのは今や昔。最初こそ、手厚く国も「先行型」「加速化」という交付金を用意していましたが、100%国費が徐々に減らされ、逆に目先の国費狙いで事業提案をしてしまったもんだから、KPIに5年間は縛られて事務量が増えただけとなってしまいました。 前説が長くなりましたが、地方創生は現場自治体にとって、評価・報告義務を課したため、表面的な数字のクリアに不振することになります。そのような人口減少問題に取り組む、重要なKPI

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  • 有利な起債が生み出すモラルハザード - とある地方公務員のブログ

    最近まったく書いていないことに気付いて、久しぶりに書きます。 無事、年度も日で終わり、これからは出納整理期間は、支払いで若干ばたばたするものの、実際、予算編成期時期、年度末に比べれば、異動もしたばかりで落ち着ける期間であるので、ワークライフバランスのライフの部分をこの期間に取り戻したいと思います。 とにかく「カネ」がないと何もできないんやー!!! ふりかえれば、平成27年度はTPP対策の大型補正、地方創生バブル(26年度と比べて萎んだけど)とやはり3月補正はドタバタでしたが、しばらくはどの自治体も地方創生の戦略、総合ビジョンを作り、慣れないKPIと悪戦苦闘する日々になることは間違いありません。 また、最近の政治情勢は「フレーズ」に事欠きません。アベノミクス、三の矢、一億総活躍、地方創生、話題のフレーズが次から次へと出てくる一方で、実際の地方では景気回復の実感がなく、さらなる産業政策で何

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  • ふるさと納税でふるさとは消え、消費者だけが残った - とある地方公務員のブログ

    ふるさと納税がブームになっているようで、NHKのクローズアップ現代でも特集を組まれていましたね。 ふるさと納税 ブームが問うものは - NHK クローズアップ現代 確かに一般の消費者の方からすれば、ふるさと納税は魅力的だし、どんどんこれから増えていくでしょうが、地方公務員の立場からしたら複雑だったりします。ということで、ビール片手に書いてみたいと思います。 ふるさと納税って何?という話から ふるさと納税という制度は、寄付金控除の一種なのですが、違いがその控除額です。NPOといった団体への寄付金控除もあるのですが、自治体への寄付金控除というのは、非常に有利なわけです。たとえば、1万円寄付した場合、8千円が還付されるので、8割はキャッシュバックされるわけです。でも、あれ、2000円損してるじゃん、と思うかもしれませんが、いえいえ、自治体が2000円以上の商品を用意しているわけですね。それこそ、

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  • 固定費が家計圧迫の諸悪の根源・・・「通信料」お前のことだよ! - とある地方公務員のブログ

    固定費は確かに月々の支払いは細くとも、かならず家計を蝕み、ヒシヒシと乗しかってきます。今回はそんな固定費でも、特に携帯電話の「通信費」について書きたいと思います。 携帯電話業界の2年縛りという既得権益 まず私の認識は以下のとおり ・携帯電話業界は2年間は他社への乗り換えはペナルティーの違約金がある。 ・しかし、乗り換えをしたらキャッシュバックがもらえるから乗換がお得・・・ ・だから、2年過ぎたら他社に乗り換える! ということで、日携帯電話(iphone)も保有期間は2年間も過ぎているし、現在契約している会社(パッカーンの桃太郎CMでお馴染み)の代理店に行きました、が・・・実際は、契約はすでに2年の満了を過ぎたので、すでに新たに2年間の契約期間となっている、との説明でした。 えっ、何勝手に契約更新してるの?????と、一瞬なりましたし、契約満了の前は、契約更新の意思確認をするものだと考えて

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  • まちづくりにおいて「ホームレス」は地域住民ではない? - とある地方公務員のブログ

    仕事が終わりふと公園をみえると、ホームレスらしき男性がカップ酒を片手に何かを眺めているようなうつろな目で空を見上げていました。 思い返せば、私は大学生のときにホームレス支援のボランティア活動もしていることもあり、ホームレス、路上生活者に対しては思うところがいくつかあります。 しかし、一般の住民にしてみると、ホームレスは同じ住民とは見ていないのかもしれません。 ホームレスは危険な存在という誤解 ホームレスに襲われる、治安が乱れるという不安をお持ちの方はいらっしゃいますし、当然の心配だと思います。確かに自分の家の近くの公園が大勢のホームレスがいるとしたら、お子さんをお持ちのご家庭は心配するでしょう。 しかし、実際はホームレスに接してわかるのは、別に周囲の人間に害を与える気は全くなく、むしろ、都市部ではホームレスが襲撃されたり、いたずらをされたりする事例が多く見られます。それに、ホームレスの平均

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  • 行政計画は踊る、されど進まず - とある地方公務員のブログ

    行政の計画というと、住民の方はあまり馴染みがないかもしれませんが、役所の花形部署といえば、この計画を作ることといっても過言ではありません、むしろ、計画づくりが役所のメイン業務というぐらいですから・・・ 今回は、役所の職員にとっては重要な行政計画について書きたいと思います。(※今回は行政の立案する、○○計画、○○プラン、○○大綱などを総称して行政計画と呼びます) 計画って何?って方へ そもそも、市の行政というものは、まずは首長のビジョンがあり、それが基構想という形で具体化されます。しかし、基構想といっても、まだまだこんな街にしたいというレベルなので、具体的にいつまでに何をする、というより具体的なプランを作る必要があり、それらが各部局ごとに作成され、総合計画という形で作られます。この総合計画が、今後何年間かの自治体の方針であり、今後首長が変わらない限り継続される「路線」になるわけです。 ま

    行政計画は踊る、されど進まず - とある地方公務員のブログ
  • 長時間残業という役所エリートのプライドと疲弊 - とある地方公務員のブログ

    あけましておめでとうございます。年もよろしくお願いします。 最近、市役所の近くを横切ると県庁はやっぱり電気がついていて、変わらないなぁと思いました。正月も何も変わらず頑張っていらっしゃるなぁと、今回はそんな公務員の残業事情について書こうと思います。 そもそも定時では帰れない 勘違いしている人も多いのですが、役所で定時で帰れる部署って限られています。なのに、すべて定時で帰れて、役所はいいなぁと思っている方もいますが、そんなことはありません。 確かにかつては、職員数が今の1,5倍ぐらいいて暇そうな職員がいたそうで、ゆとりがあったようです。それがバブル崩壊と臨調から始まる行革の流れと、小泉政権の三位一体改革によって交付税が減らされ、職員数がかなり減らされました。 職員数が減ったからといって、仕事量は減るわけでもなく、むしろ高齢化によって役所のユーザー層が増えるので、業務は拡大傾向にあり、団塊世

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