要約本じゃ物足りないけど長編読むような体力もない。(中略)気軽に読める退廃的な作品はないものか。 「気軽に読める世界名作文学」という題の増田の記事に答えてみました。 「退廃的な」は、「道徳的要素が少ない、もしくはない」「救いがない」を基準に選びました。 「気軽に」という点は、物語としても面白くて読みやすいを基準にしました。長編も入っています。 「蠅の王」 ウィリアム・ゴールディング ノーベル文学賞作家ウィリアム・ゴールディングの処女作。無人島に不時着した少年たちが野性に目覚めて、徐々に対立し殺し合いを始める話。 大好きな作品ですごい影響を受けた。 心象風景や情景描写がリアルで、特に何も起こっていないのに恐怖心や不安な気持ちがずっと続く。不穏な空気を作るのがうまい。 プロット自体は一言で説明できるシンプルなもので、少年たちもキャラが立っているので話の筋も追いやすく読みやすい。 退廃度★★★★
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