エボラ出血熱の感染拡大で4700人を超える死者が出たリベリアで9日、流行の終息が宣言され、住民からは喜びと安どの声が聞かれる一方、感染の長期化で深刻な影響を受けた医療体制や経済の立て直しが急務となっています。 これを受けてサーリーフ大統領が、首都モンロビアにあるエボラ出血熱の患者の治療センターだった施設を訪問し「これからも感染者をゼロにし続けなければならない」と述べて終息をアピールし、集まった医療スタッフから歓声が上がっていました。 去年3月ごろに西アフリカで始まったエボラ出血熱の流行は、リベリア、ギニア、シエラレオネの3か国を中心に過去最悪の規模で広がり、これまでにおよそ1万1000人が死亡し、リベリアでは最も多い4700人を超える犠牲者が出ました。 それだけに流行が終息したことに市民からは喜びや安どの声が聞かれ、市民の1人は、「ようやく恐ろしい感染症がなくなって本当にうれしい」と話して