食べ物がないなら”自分で育てる”仕組みを。「TAG」がアクアポニックスで挑戦するローカルな生産支援 by 板村成道 · 2015年1月20日 先日、植物と魚を一緒に育てる農法「アクアポニックス」の社会的意義についてのおうち菜園主催のディスカッッションの様子をご紹介しました。 そんなアクアポニックスが食糧生産としてのシステム導入だけではなく、現地の人々が食べものを”自分で育てる”仕組み作りとして活用されています。場所は、インド洋の島国、マダガスカル。 3割が1日50セントで暮らす国 サイクロンや干ばつ、砂漠バッタの大襲来などによる農業被害に今でも苦しめられている国、マダガスカル。ここでは小規模な自給農家が多い中で人口は急増しているため、食糧が不足しています。 貧困と食糧不足は人口の多い都市部では特に深刻だそうで、約3割の人が1日あたり50セント未満で生活。食糧を買うためにはこの半分の25セン