『社会と経済――図像統計入門書』より「世界の大国」。これを通じてシンボルの標準化、地図表現の標準化、色彩やレイアウトのルールづくりが進み、「アイソタイプ」のベースが完成した。『Pen Books 名作の100年 グラフィックの天才たち。』より <グラフィック・デザインの一種であるピクトグラムはいつ、いかにして生まれたか> トイレや駐車場の場所を示すなど、簡素化された絵だけで情報を伝達するピクトグラム(「絵文字」とも呼ばれる)。グラフィック・デザインの一種だが、実は発明したのはデザイナーではない。 時は1920年代。原型となった「アイソタイプ」を開発したのは、哲学者であり社会学者、政治経済学者でもあったオットー・ノイラートだ。当時、素早く情報を伝達すること以外にも目的があったという。 【参考記事】日本のおもてなしは「ピクトグラム」に頼り過ぎ 今日、社会・経済のあらゆる面において、デザインの重