1980年代から活動を続けるカナダ出身のインダストリアルバンド「Skinny Puppy(スキニー・パピー)」が、米政府宛に66.6万ドル(約8000万円)の請求書を送付していたことがわかった。米軍がキューバのグアンタナモ湾収容キャンプで囚人拷問の際に無断で楽曲を使用した事に対する著作権料の請求だという。 テロ容疑者を収容するグアンタナモ米海軍基地施設は、非人道的な拷問が行われている場所として以前から大問題になっている。拷問の1つに、収容者たちに対して長時間にわたり大音量で音楽を聴かせる手法があり、その際にスキニー・パピーの曲が何度か使用されていたという。カナダCTV NEWSの報道によると、スキニー・パピーのファンだというグアンタナモ湾の元看守が楽曲の使用について直接バンドに教えたそうだ。 ▼スキニー・パピーのライブ映像(1986年) バンドでキーボード担当のケヴィン・キーはこの件に関し