3Dプリンター製の義足で走る、生まれつき前脚が不自由なイヌのダービー。(Courtesy 3D Systems Corp) 3Dプリンターで作った人工装具によって、新たに自由な生活を取り戻す動物たちが増えている。ハイイロガンのほか、ウマやネコ、イヌの例を紹介しよう。 2015年12月、ハイイロガンの「ヴィトリア」がブラジル、サンパウロ近郊の動物救護センターに連れてこられたとき、くちばしの大部分が失われていた。ボランティアがベビーフードを与えたものの、このままだとヴィトリアは毎日の食事に時間がかかるばかりか、面倒を見てくれる人間がいなければ生きていけない。
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