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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (84)

  • 日本人祖先の「3系統説」、定説の「二重構造モデル」に修正迫る

    「日人の祖先はどこからやってきたのか」。このロマンに満ちた問いに対しては、祖先は縄文人と大陸から渡来した弥生人が混血したとする「二重構造モデル」が長くほぼ定説となっていた。そこに日人のゲノム(全遺伝情報)を解析する技術を駆使した研究が盛んになり、最近の、また近年の研究がその説を修正しつつある。 日人3000人以上のゲノムを解析した結果、日人の祖先は3つの系統に分けられる可能性が高いことが分かったと理化学研究所(理研)などの研究グループが4月に発表した。この研究とは別に金沢大学などの研究グループは遺跡から出土した人骨のゲノム解析から「現代日人は大陸から渡ってきた3つの集団を祖先に持つ」と発表し、「三重構造モデル」を提唱している。 理研グループの「3つの祖先系統」説は「三重構造モデル」と見方が重なり、従来の「二重構造モデル」の修正を迫るものだ。日人の祖先を探究する進化人類学はDNA

    日本人祖先の「3系統説」、定説の「二重構造モデル」に修正迫る
    skam666
    skam666 2024/09/02
    “日本人の祖先は主に、沖縄県に多い「縄文系」、関西に多い「関西系」、そして東北に多い「東北系」の3つに分けられることが分かった”
  • 怒りは紙に書いて捨てると鎮められる、名大など実証

    怒りの感情を紙に手書きし、物理的に捨てると気持ちが落ち着くことを名古屋大学などの研究グループが実証した。怒りを抑える手法はこれまで「気の持ちよう」といったものにとどまり、実験や客観的事実を基にしたものは確立されていなかった。科学的に怒りを鎮めるための簡単で効果的な方法として期待できるという。今後はメールなど電子媒体でも応用できるか実験を進めていきたいとしている。 名古屋大学大学院情報学研究科の川合伸幸教授(心理学・認知科学)らは、50人の大学生のグループと、46人の大学生と20代の社会人が混在する2グループに分けて実験を行った。 まず、「学費の値上げについてどう思うか」や「路上喫煙についてどう考えるか」などいくつかの社会課題について論述してもらった。それぞれの課題について添削を行い、「知性がある」「親近感がわく」などの項目について1~9点をつけ、平均が3点と低くなるようにあえて調整した。加

    怒りは紙に書いて捨てると鎮められる、名大など実証
    skam666
    skam666 2024/05/31
    “怒りの感情を紙に手書きし、物理的に捨てると気持ちが落ち着くことを名古屋大学などの研究グループが実証した”
  • 【動画】新種のタイガーキャットを発見、でもすでに絶滅の危機

    中南米に生息しているクラウドタイガーキャット。(無音の映像です)(VIDEO BY JOEL SARTORE, PHOTO ARK) ネコ科の動物のうち、ライオンやトラのことはみなよく知っている。だが、イエネコとほぼ同じ大きさで、中南米に生息するタイガーキャット(ジャガーネコ)についてはどうだろう? 実を言うと、専門家もあまりよくわかっていなかった。これまで正式にタイガーキャットとして認められていたのは、ノーザンタイガーキャット(Leopardus tigrinus)とサザンタイガーキャット(L. guttulus)の2種だけだった。ノーザンタイガーキャットはさらに、3種の亜種に分かれている。いずれも見た目は似ているが、1月29日付けの学術誌「Scientific Reports」に、さらに新種のクラウドタイガーキャット(L. pardinoides)を発見したという論文が発表された。これ

    【動画】新種のタイガーキャットを発見、でもすでに絶滅の危機
    skam666
    skam666 2024/04/26
    “タイガーキャットは、オセロット、マーゲイ、アンデスネコ、コロコロ、コドコドなどと同じオセロット属の仲間だ。クラウドタイガーキャットが加わったことで、オセロット属は全部で9種になった”
  • ネコは世界をどのように捉えているのか、人間の感覚とどう違う?

    ネコが感じ取る世界は、私たちが暮らす世界とはかなり違っている。ネコには人間と同じ五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)が備わっているが、薄明かりの世界で生きやすいように、そのいくつかはより特殊化し、より精密になっている。(PHOTOGRAPH BY SAMUEL WHITTON, ALAMY STOCK PHOTO) ネコにとっての世界は、私たちが暮らす世界とはかなり違う。ネコは人間と同じ五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を備えているが、感覚器官から入ってくる情報の理解や処理のしかたは人間とは大きく異なる。 ネコの気持ちを理解するためには、まず私たちはネコが世界をどのように捉えているかを理解する必要がある。あなたのネコが経験している世界を知ることで、ネコとの関係をより良くすることができるかもしれない。(参考記事:「ネコの表情は276種類あると判明、なぜそんなに多いのか?」) 視覚 ネコも人

    ネコは世界をどのように捉えているのか、人間の感覚とどう違う?
    skam666
    skam666 2024/01/09
    “ネコのために作曲された音楽(ネコが喉を鳴らす音や乳を吸う音に似たパルスを取り入れた「Cozmo's Air」と「Rusty's Ballad」という曲)”
  • 「性のアインシュタイン」と呼ばれた医師、ナチスが燃やした蔵書

    ナチス政権下で、ドイツの医師マグヌス・ヒルシュフェルトの性科学研究所は略奪に遭い、図書室は焼かれた。それから数十年後、歴史家やLGBTQ活動家たちが世界中を回り、失われた蔵書の一部を取り戻そうとしている。(PHOTOGRAPH VIA ULLSTEIN BILD/GETTY) 1990年、カナダのバンクーバーでのこと。当時学生だったアダム・スミス氏は、自宅アパートの地下にあるごみ捨て場で、古い革のスーツケースがいくつも積まれているのを発見した。そのうちの1つを開けてみると、石膏でできたデスマスクが入っていた。口ひげをたっぷりとたくわえた男性の顔だった。他のスーツケースには、日記、手紙、写真などが詰まっていた。その内容から、持ち主は最近このアパートで亡くなった高齢の中国人男性だろうと推測された。 このまま捨てられてしまうのは惜しいと感じたスミス氏は、スーツケースを自分の部屋に運び入れた。そし

    「性のアインシュタイン」と呼ばれた医師、ナチスが燃やした蔵書
    skam666
    skam666 2022/07/10
    "「性科学研究所」という図書室兼研究センター兼診療所を運営していた。診療所では、初の現代的な性別適合手術が行われ、研究所はホモセクシャリティの大規模な研究や、LGBTQの権利を擁護するロビー活動を行っていた"
  • ゾウに「法的な人格」を認めず、米国の裁判所が判決

    米ニューヨーク市のブロンクス動物園で暮らすアジアゾウのハッピー。ハッピーに法的な「人」としての自由権を与えるよう求めた訴えは裁判所に退けられた。(PHOTOGRAPH BY BEBETO MATTHEWS, AP) 米ニューヨーク市のブロンクス動物園に暮らす51歳のアジアゾウ、ハッピーに「人権」を認めない。ニューヨーク州の最高裁判所はそう判決を下し、高度な知能を持つ動物の権利をめぐる裁判が幕を閉じた。2022年6月14日の判決では5対2でハッピーには身体的自由権、つまり不当に拘束されないという基的人権はないと判断された。 ニューヨーク州最高裁判所は2021年、動物権利団体ノンヒューマン・ライツ・プロジェクト(NhRP)による訴訟を審理することに同意した。NhRPは2022年5月18日の口頭弁論で、ハッピーを法的に人だと認めて自然保護区に移すべきだと訴えた。 NhRPは2018年からハッピ

    ゾウに「法的な人格」を認めず、米国の裁判所が判決
    skam666
    skam666 2022/07/05
    “法的に「人」である(personhood)とは、それが権利または責任能力を持つ存在であることをいう。世界には、法人や水域、動物などに法的人格を認めている国もあるが、米国にはそうした特例がない”
  • 生命の定義をも揺るがす代謝の「ありえない反応」、起源解明に光

    大西洋のロストシティー熱水噴出域にある高さ約30メートルのチムニー。海底の熱水噴出孔では、地球上に生命が出現する鍵となった可能性のある単純な有機分子が急速に生成している。(PHOTOGRAPH BY D. KELLEY & M. ELEND, UNIV. WASHINGTON INST. FOR EXPLORATION/URI-IAO/NOAA/THE LOST CITY SCIENCE TEAM) マルクス・ラルザー氏は、生命の起源を研究するつもりではなかった。氏は主に、細胞が養分を取り込むプロセスや、このプロセスがストレスや病気によってうまく働かなくなる仕組みを研究していた。しかし10年ほど前、英ケンブリッジ大学に在籍していた氏のチームは、まったくの偶然から衝撃的な発見をする。 ラルザー氏らは当時、「解糖系」を研究していた。解糖系とは、細胞が利用できる形やエネルギー源になるように、体内

    生命の定義をも揺るがす代謝の「ありえない反応」、起源解明に光
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    skam666 2022/04/09
    “多くの研究者は、最初の生きた細胞の中核には代謝があったに違いないと考えている(中略)細胞を作るための化学エンジンと、エンジンを作るための細胞機構のどちらが先にできたのか、代謝は原因なのか結果なのか”
  • 「世界の奇書」の謎と秘密

    屈指の暗号とされる「ボイニッチ手稿」からニュートンが自ら書き写した錬金術の「レシピ」、ネコの足跡がついて話題になった中世のまで、古今東西の「奇書」を集めてみた。

    「世界の奇書」の謎と秘密
    skam666
    skam666 2022/03/15
    “「ボイニッチ手稿」からニュートンが自ら書き写した錬金術の「レシピ」、ネコの足跡がついて話題になった中世の本まで、古今東西の「奇書」を集めてみた”
  • 日本でゴキブリの新種3種が見つかる、保護へ

    2020年11月と2021年6月、日産のゴキブリの新種が3種も立て続けに発表された。3種とも“ 美麗種”とされるルリゴキブリ属だ。雑誌ナショナル ジオグラフィック日版2021年11月号に掲載された記事を再構成したものです。

    日本でゴキブリの新種3種が見つかる、保護へ
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    skam666 2021/11/03
    “2020年11月と2021年6月、日本産のゴキブリの新種が3種も立て続けに発表された(中略)ウスオビとベニエリは絶滅のおそれがあるため、「種の保存法」に基づく緊急指定種に指定され、捕獲・殺傷・販売などが制限された”
  • ブドウを海に沈める、イタリアで古代のワインづくりを復興

    イタリア、エルバ島の急斜面に広がるブドウ園。エルバ島では2021年、2000年以上前につくられていたマリンワイン(海のワイン)が復活を遂げた。(PHOTOGRAPH BY DIRK RENCKHOFF, ALAMY STOCK PHOTO) 迫力の氷河とクジラに出会える、アラスカ、グレイシャーベイ国立公園 帝国滅亡から500年、アステカ人とは何者だったのか? 2018年9月の穏やかな朝、ワイン生産者のアントニオ・アリギ氏は初めて、ブドウが入った籠を地中海に沈めた。太陽が降り注ぐイタリア、エルバ島の隣人たちはあっけにとられていた。「アントニオはおかしくなったのだろうか?」 アリギ氏はこのとき、ブドウを5日間海に沈め、ユリウス・カエサルも好んだと言われる古代ギリシャの逸品「マリンワイン」(vino marino、「海のワイン」の意)の製法を復活させようとしていた。(参考記事:「ルビコン川を渡る

    ブドウを海に沈める、イタリアで古代のワインづくりを復興
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    skam666 2021/09/28
    “塩水に浸す(中略)ブドウの表面に白い粉のようにつくロウ状の成分、ブルームが自然に取り除かれ、天日で素早く乾燥させることができる。その結果、芳香が十分に保たれ、ほかにはないしっかりした味わいが生まれる”
  • かつての寄宿生が語る、カナダによる先住民同化教育の過去

    カナダ、サスカチワン州にあったマリバル先住民寄宿学校の元生徒ディーディー・レラットさんは、「自分に注意が向くのが怖くて、トイレへ行きたいと申し出ることすらできませんでした」と語る。写真家のダニエラ・ザルクマン氏は、学校跡地に生えていた草を撮影し、レラットさんの横顔に重ねて、この写真を作成した。(PHOTOGRAPH BY DANIELLA ZALCMAN) カナダ先住民のディーディー・レラットさん(60歳)が、サスカチワン州カウエセスのマリバル寄宿学校に入れられていたのは、51年も前のことだ。しかし、そこで経験した虐待の記憶は、今もレラットさんに付きまとって消えることはない。「あの場所は、恐怖に満ちていました」 2021年6月23日、カウエセス・ファースト・ネーションが居留地内のマリバル寄宿学校跡地で751もの墓標のない墓を発見したと発表すると、レラットさんのなかで再びその恐ろしい記憶がよ

    かつての寄宿生が語る、カナダによる先住民同化教育の過去
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    skam666 2021/07/05
    "カナダ各地に先住民のための寄宿学校が建てられたのは1880年代のこと。そこでは15万人以上の子どもたちに対し、カナダの支配的文化に同化させる教育が行われた。その結果、「文化のジェノサイド(大量虐殺)」が起こった
  • シーラカンスの寿命は約100年か、従来説の5倍、成熟に55年

    アフリカのソドワナ湾で泳ぐシーラカンス。長い間、絶滅したと思われていたが、1938年に再発見された。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA, NAT GEO IMAGE COLLECTION) かつて、恐竜と一緒に絶滅したと思われていた原始の深海魚シーラカンスが、またしても科学者たちを驚かせている。新しい研究によれば、体長2メートルの「生きた化石」は、従来考えられていたより5倍も長く、おそらく100年ほど生きるという。 6月17日付けの学術誌「Current Biology」に発表された論文は、既知の2種のうちの1種、アフリカシーラカンス(Latimeria chalumnae)のうろこを新たに分析したところ、これまで推定されてきた寿命20年は誤りであると結論づけている。 さらには、卵胎生のシーラカンスのメスは5年間も子を身ごもり、オスとメスで若干異なるものの、産

    シーラカンスの寿命は約100年か、従来説の5倍、成熟に55年
    skam666
    skam666 2021/06/22
    “従来考えられていたより5倍も長く、おそらく100年ほど生きる(中略)卵胎生のシーラカンスのメスは5年間も子を身ごもり、オスとメスで若干異なるものの、産まれた子が成熟するにはおよそ55年もかかる”
  • 野生で約20本の絶滅危惧の木に花、世界初確認、絶滅回避へ

    誰も見たことがなかったというカロミア・ギガスの紫色の花。米ミズーリ植物園の園芸家たちはこれからの数週間でさらに花が咲くと予想しており、希少な木にとって希望の光となっている。(PHOTOGRAPH BY CASSIDY MOODY, MISSOURI BOTANICAL GARDEN) 米ミズーリ州セントルイスにあるミズーリ植物園の温室で、紫と白の小さな花が咲いた。世界で最も絶滅が危惧されている樹木の一つ、カロミア・ギガス(Karomia gigas)の花だ。 彼らのような専門家も、この花を見たことはなかった。「私たちが知る限り、科学文献にこの花の記録はありません」と、ミズーリ植物園でタンザニアプログラムの責任者を務めるロイ・ジェルー氏は話す。花を見つけたのは5月3日。上級園芸家ジャスティン・リー氏が温室で若木をチェックしていたときだった。 カロミア・ギガスはミントと同じシソ科の一種で、19

    野生で約20本の絶滅危惧の木に花、世界初確認、絶滅回避へ
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    skam666 2021/05/23
    "カロミア・ギガスは(略)77年にケニアで初めて発見されたが、知られていたわずか2本の木が伐採され、絶滅したと考えられていた。ところが、1993年にタンザニアで再発見され、現在は野生ではタンザニアで20本余りが確認"
  • 殺虫剤で蚊が増える、予期せぬ副作用が明るみに

    ヒトスジシマカが男性の腕から血を吸う。(PHOTOGRAPH BY BRIAN GORDAN GREEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 殺虫剤は蚊を減らすのに失敗しているどころか、天敵を殺してしまうことによって、むしろ蚊を繁栄させているかもしれない。少なくとも、ある1つの地域についてはそのようだ。5月16日付けで学術誌「Oecologia」に掲載された論文は、殺虫剤が生態系に与える影響について、新たな問題点を明らかにしている。 調査はコスタリカで実施された。そこに生息する蚊は、害虫駆除を目的とする一般的な薬剤に対して耐性を進化させていた。一方、蚊の天敵はそうした進化を遂げておらず、結果的に蚊の個体数を急増させてしまった。(参考記事:「虫よけスプレーの効かない蚊が出現」) 米国ユタ州立大学の生態学者で論文の著者であるエド・ハミル氏は、コスタリカ北部のオレンジ農園で調査

    殺虫剤で蚊が増える、予期せぬ副作用が明るみに
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    skam666 2019/06/05
    “すでに世界各地で、多くの一般的な殺虫剤に対して蚊が耐性を持つようになっている。特に、危険な病気を媒介する種については懸念が大きい”
  • 中世の本にネコの足跡、ネットで話題に

    インクを踏んだネコが横切った跡がある15世紀の文書。 Photograph courtesy Emir O. Filipovic 古代エジプトの宗教を皮切りにエドガー・アラン・ポーの「黒」、新しいところでは人気ネコ画像サイト「I Can Has Cheeseburger」まで。ネコと文学、文化は昔から蜜月の関係にある。しかし、15世紀の文書を横切る足跡を残し、その存在を歴史に残したのはクロアチアの古都、ドゥブロヴニクのネコくらいだろう。 ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ大学で授業、研究の助手として働くエミール・O・フィリポビッチ(Emir O. Filipovic)氏は2011年7月、中世に記された手書きの文書に目を通しているとき、インクを踏んだと思われるネコの足跡が横切るページを見つけた。早速、フィリポビッチ氏はカメラを向けてパチリ。同僚や生徒に見せ、笑いの種にするためだ。 「これほ

    中世の本にネコの足跡、ネットで話題に
    skam666
    skam666 2019/02/21
    “ネコと文学、文化は昔から蜜月の関係にある。しかし、15世紀の文書を横切る足跡を残し、その存在を歴史に残したのはクロアチアの古都、ドゥブロヴニクのネコくらいだろう”
  • 右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる

    コールドウェル夫の自宅の裏庭に餌をべにくる、オスメス両方の特徴をあわせもつショウジョウコウカンチョウ。この鳥が庭のはずれの木の枝にとまったところを、シャーリーさんが台所の窓から撮影した。(Footage provided by Shirley Caldwell) 米国ペンシルベニア州エリー在住のコールドウェル夫は、25年前から裏庭に鳥の餌台を置いている。しかし、数週間前の夜明けにアメリカスギの木に止まっていたようなショウジョウコウカンチョウ(猩々紅冠鳥)は、これまで一度も見たことがなかった。その鳥は体の右半分が真紅で、左半分が灰褐色だった。(参考記事:「動物大図鑑:ショウジョウコウカンチョウ」) とはいえ、家から木までは10メートルほど離れていたため、鳥が近くにくるまで自分が見たものに確信がもてなかった。のシャーリーさんは、「長年、鳥に餌をやってきましたが、こんな鳥を見たことはなか

    右半身がオス、左半身がメスの鳥が見つかる
    skam666
    skam666 2019/02/05
    “雌雄モザイクは鳥類学者の間では「ハーフサイダー」として知られ、珍しいが、ほとんどいないというほどでもない。おそらく雌雄モザイクはあらゆる種の鳥で起こる”
  • 虫の羽音を聞く植物を発見、「耳」は花、研究

    マツヨイグサのお椀の形に、音を聞く秘密が?(PHOTOGRAPH BY DENNIS FRATES/ ALAMY) どんなに静かな日でも、この世界は音に満ちている。鳥のさえずり、風にそよぐ木の葉、忙しく働く虫の羽音。捕者と獲物は、どちらも互いの存在に耳を澄ます。 音は生命にとって、またその生き残りにとって、とても基的な要素だ。そこで、イスラエルにあるテルアビブ大学の研究者リラク・ハダニー氏は疑問に思った。「音を感知できるのは動物だけなのだろうか? 植物も感知できるとしたら?」 この仮説を検証した結果が、論文投稿するサイト「BioRxiv」に発表された。それによると、少なくともこの実験では、植物には音を聞く能力があるという結果が出た。それは植物の進化に有利に働く能力だった。 ハダニー氏の研究チームがマツヨイグサ属の花(Oenothera drummondii)を使って実験したところ、花粉

    虫の羽音を聞く植物を発見、「耳」は花、研究
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    skam666 2019/01/22
    “ハチの羽音を聞いて3分で蜜の糖度が上昇、授粉を有利に”
  • 【動画】カメラは見た! 実は肉食系でもあるノウサギ

    【動画】死骸のそばに設置したカメラによるインターバル撮影で、カンジキウサギが動物の死骸をべることがわかった。(解説は英語です) もふもふでかわいらしくペットとしても人気のウサギ。一般に草と考えられているウサギの仲間が、実は肉をべ、ときには共いまですることを知っていただろうか? ウサギが「肉系」でもある証拠がカナダで撮影された。 カナダのユーコン準州に生息するノウサギ属の一種、カンジキウサギは、長く寒い冬の間、栄養を補給するために動物の肉をべていた。(参考記事:「冬毛の動物を絶滅させない方法、研究者が提言」) 夏の間は植物をべるノウサギたちだが、地面が雪で覆われ、気温がマイナス30度以下まで冷え込む冬になると、エサが見つからず、お腹をすかせてほかのウサギや鳥の死骸をべるようになるのだという。 そればかりか、最大の天敵であるカナダオオヤマネコの死骸にまで指を伸ばすことがある。

    【動画】カメラは見た! 実は肉食系でもあるノウサギ
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    skam666 2019/01/18
    “夏の間は植物を食べるノウサギたちだが、地面が雪で覆われ、気温がマイナス30度以下まで冷え込む冬になると、エサが見つからず、お腹をすかせてほかのウサギや鳥の死骸を食べるようになる”
  • スズメはなぜ町の中でしか子育てしないのか?

    雪原に降り立ったスズメ。すっくと立ち、前を見据える。開けた場所では、タカなどの天敵が近くにいないか、常に気を配る。写真=熊谷勝 鳥、と言われれば、ハト、カラスと並んで、やはりスズメを思い浮かべるのではないだろうか。 スズメを思い浮かべるのは、スズメが身近な鳥だからである。この「身近にいる」ということをもう少し掘り下げて考えてみたい。 日では、700種ほどの鳥が記録されている。このうち、ほとんどの鳥は、山や草原などの自然豊かな環境にいる。町の中にいるのは、スズメをはじめとした10~20種ほどである。さらに、それらのうちのほとんどは「町の中でも」見られる鳥である。 たとえば、シジュウカラの来の住処は森林だが、町の中の小さな公園にも生息している。対して、スズメは「町の中でしか」子育てをしない鳥である。なぜスズメが町なかを選択しているのかといえば、天敵であるタカやヘビが人を恐れて近づかないこと

    スズメはなぜ町の中でしか子育てしないのか?
    skam666
    skam666 2018/04/02
    “スズメは「町の中でしか」子育てをしない鳥である。なぜスズメが町なかを選択しているのかといえば、天敵であるタカやヘビが人を恐れて近づかないことに加えて(中略)巣を作りやすいからだと思われる”
  • 木の根っこでつくられた「生きている橋」 インドの「神の庭」 写真19点

    インド北東部、メガラヤ州。「雲の住みか」という意味の名前を持つこの州では、モンスーンの季節になると、エメラルド色の谷や深い渓谷を雨水が勢いよく流れる。アッサム地方とバングラデシュに挟まれたこの高原は、地球でも有数の多雨地帯。その一帯に住むカシ族は、森に深く根ざした生活を営む。 近代的な建築資材が利用できるようになるずっと前から、カシ族は荒れ狂う川を超えて点在する村々をつなぐ巧みな方法を生み出していた。インドゴムノキの根を用いた「生きている橋」だ。(参考記事:「世界で最も素晴らしい橋12選」) 確かな支えとなるように、木は両岸に植えられる。そして、15年から30年ほどをかけて、竹製の仮の足場に沿ってその根を這わせ、橋をかける。やがて湿度と歩行により土が踏み固められ、根は絡まり合って太く、強くなる。完成した橋は、川や谷の5メートルから75メートル上にかかり、かなりの重さにも耐えられる。一度に最

    木の根っこでつくられた「生きている橋」 インドの「神の庭」 写真19点
    skam666
    skam666 2018/03/16
    “木は両岸に植えられる。そして、15年から30年ほどをかけて、竹製の仮の足場に沿ってその根を這わせ、橋をかける。やがて湿度と歩行により土が踏み固められ、根は絡まり合って太く、強くなる”