第20回目となる文化庁メディア芸術祭が9月16~28日、東京都新宿区にあるNTTインターコミュニケーション・センター及び、東京オペラシティ アートギャラリーを中心に開催されている。入場は無料。 展示されている作品は、4034作品の応募から選ばれたもの。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガのそれぞれの部門ごとに賞が決まる。今回の展示は例年と異なり、部門ごとではなく「似たようなキーワードを持つ展示」を隣接するブースに集めたのが特徴だと関係者は話す。 今年の展示作品を見てみると、映画『シン・ゴジラ』や『君の名は。』、スマートフォンゲーム『Pokemon GO』などを始めとする、世間で注目を浴びたコンテンツを題材にしたものが目立ち、従来の「メディア芸術祭ならでは」の作品にあった驚きと新鮮さがあまりないように感じた。そんな中、気になった4作品を紹介したい。 細菌で文字を描く『The