“さとり世代”と生まれた年代でひとくくりにしないで欲しい。それぞれに色があって、なくなったといわれる「欲」は昔と違うものに向くようになっただけだ。 今回取り上げる彼も、さとり世代のひとり。しかし、彼にその自覚はないし、私も彼はさとり世代の特徴からはかけ離れた人だと思う。 自分がさとり世代という意識をしたことは全然ない。めっちゃ欲があるし(笑)。内向きとか欲がないとかってめっちゃ損してるなって思う。世の中にはチャンスがこんなにも広がっているのに、それを取りにいかないってもったいなくないですか?逆にチャンスをつくってくれている人にも失礼になっちゃうし。 「未来を担っていく若者」である私たちは物心ついたころには「失われた20年」がはじまっていて、ゆとり教育を受けて育った。この失われたといわれる「時代の産物」である私たちは成長期を終え、さとりがちな大人になりつつある。「不遇の世代」「欲がない」「内