文芸初出版「黒死館殺人事件」の作成を終えて次ステップは、拾遺集パート2・・・エッセイ、アンケート回答、書簡、座談会集虫太郎愛唱詩集・・・ポープ「髪盗人」、レナウ詩集抄編、ファルケ詩集抄編を予定しています。 が、拾遺集の方は、新資料の発掘が滞っておりページ数が満足に値しませんし、詩集の方は、文語体化とドイツ語訳に愛娘の協力を得ることができるかどうかわかりません。 手詰まり状態です。 何から手をつけようかと考え迷っているところへ、マルクスの登場です。 岩波文庫の「ドイツ・イデオロギー」の編訳者の序文が、わたしに大きなヒントを与えて呉れました。 「ドイツ・イデオロギー」は、マルクス及びエンゲルスの草稿をベースに訳したもので、訳する際に、最終稿となった本文縦線で削除された文章原稿の欄外に書き込まれた文章エンゲルスが書いたとされる文章マルクスが書いたとされる文章を全て復元している旨が序文に記されてい