日本の国土の面積は約37万8000平方kmですが、この国土の全てが人の住める地域(ちいき)ではありません。日本の国土は山が多いので、海沿(ぞ)いに開けた平野や山に囲まれた盆地(ぼんち)など限られたところにしか街を築くことができません。日本の都市はどんなところにあるのでしょうか。また、日本の都市は、東アジアのなかでどのような位置にあるのでしょうか。 人が住むことができる土地のことを「可住地(かじゅうち)」と言います。もともと人が住んでいる街のほかに、畑、水田、草地など開発することで人が住めるようになる土地も「可住地(かじゅうち)」です。山地や森林、湖沼(こしょう)など人が住むのに不向きな土地は「可住地(かじゅうち)」とは言いません。 それでは、日本の国土のどれくらいが可住地(かじゅうち)でしょうか。日本は山が多い国ですが、1億2614万人の人が住んでいるのだから、きっと可住地(かじゅうち)も