大きな病気や怪我をして手術をするとき、あるいは貧血性の病気の治療をするときは、人間同様、猫ちゃんも輸血が必要なことがあります。人間の場合は全国各地に日本赤十字社の血液センターがあり、そこから輸血に必要な血液が届きますが、動物用の血液センターは日本には存在しません。 猫ちゃんの血液は長期間保存することは難しいため、手術の機会が多い大規模な動物医療機関の中には、輸血用の血液を提供してくれる猫ちゃんたちを生活させているところもあります。このように献血に協力してくれる猫ちゃんのことを「供血猫」と言います。 また、動物病院によっては、飼い主さんたちに自身の猫ちゃんを供血猫としてドナー登録をお願いし、必要が生じた場合に、血液を提供してもらっています。あるいは、血液型の合う知人の猫ちゃんにお願いし、献血してもらう飼い主さんも多いようです。 今回はそんな「供血猫」をはじめとした、猫ちゃんの輸血事情について
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