新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援により3Dプリンターで成形する人工骨を開発したネクスト21が、オランダXilloc社と欧州連合(EU)諸国で製造・販売に関するライセンス契約を締結した。 NEDOが7日明らかにしたところによると、ネクスト21は欧州での製造販売登録に必要な製造適合性資料をXilloc社に提供し、Xilloc社が欧州連合指令93/42EEC(欧州医療機器指令MDD)の登録手続きを行い、EC諸国での製造・販売を開始する。 カスタムメイドの人工骨CTボーンは、ネクスト21がNEDOの支援を受けて、東京大学、理化学研究所などと共同で開発した(2014年4月9日ニュース「3Dプリンター成形の人工骨を承認申請」参照)。NEDO「産業技術実用化開発助成事業」で前臨床試験を行い、医療基盤研究所(NIBIO)の支援で臨床試験も実施済みだ。 人工骨を用いた移植は、患者自身の足