タクシー業者「我慢の限界」 高知県内の運賃4年ぶり値上げ 燃油高騰、コロナ後も客足戻らず 利用者はあきらめも
■「F1品種」全盛に危機感 収穫日は北陸には珍しい快晴だった。福井県勝山市、かつて「暴れ川」と恐れられた九頭竜川沿いの砂地にある数十メートル四方の畑で、中村富枝さん(72)の剪定(せんてい)ばさみが小気味良い音を立てていた。色鮮やかな「妙金ナス」がかごに盛られていく。 この地で明治時代から代々受け継がれてきた伝統野菜だ。数年前に夫に先立たれ、中村さんが1人で畑を守り続けている。 「一緒に作ってきたナスだから、絶やすのは何だか申し訳なくて。今年は色つや良くできたけど、夫が作っていたナスには及ばないね」 妙金ナスは丸ナスの一種で、京野菜として有名な賀茂ナスの“先祖”ともいわれる。引き締まった実のこりこりとした食感が楽しめ、煮くずれしにくいことから、地元では根強い人気がある。 しかし京野菜などブランド化に成功したものは別として、全国各地にある名もない伝統野菜は農家から敬遠され、姿を消し
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