義手に装着することで、人間の手のような柔らかさや温かさ、外観を備え、圧力や温度などを感知することができる電子グローブ(e-グローブ)が開発された。この研究は、パデュー大学 工学部のChi Hwan Lee助教らが、ジョージア大学、テキサス大学と共同で行ったもので、『NPG Asia Materials』の2019年8月30日版に掲載された。 上肢切断者は、日常生活の困難を回避するため、しばしば義手等を使用するが、現在の義手を着用することに不快感を抱いているユーザーも少なくないという。 今回開発されたe-グローブは、市販のニトリル手袋の上に、薄くて柔軟なセンサーと小型回路チップを構築したもので、専用の腕時計に接続されている。センサーは、圧力や温度、湿度、各種生体信号などを収集し、これらの感覚データは、腕時計を通じて送信される。腕時計では、感覚データのリアルタイム表示と、データ処理後のユーザー
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