いよいよ2018年3月3日公開となる『映画ドラえもん のび太の宝島』。映画ドラえもん38作目となる今作は、夢とロマン溢れる大海原を舞台に、突如現れた謎の島に隠された宝を巡って大冒険を繰り広げる物語となっています。 本作で監督を務めるのは、テレビアニメ『ドラえもん』で演出を手がけてきた今井一暁監督。インタビューでは、『宝島』というテーマに込められた監督の想いや制作の裏側について語っていただきました。さらに、山下大輝さんが演じるフロックについてもコメントを頂いています。 今井監督が“全身全霊”で取り組んだ『ドラえもん』 ――まずは今作の監督を務められることになった経緯からお願いします。 今井一暁監督(以下、今井):脚本の川村元気さん(※1)から企画の段階で、スティーブンソンの『宝島』をベースに、ワクワクするような海洋冒険ものを作りたいというのがありました。 僕は2014年のアニメミライ(※2)