モーニング娘。の“逆襲”が続いている。社会現象にもなった2000年前後の黄金時代から一転、一時期はかなりメディア露出が減っていたが、その間もライヴを重視し、ダンスと歌の質を上げ続けていた。ここにきてその努力が実りはじめ、EDM路線の楽曲とフォーメーションダンスによる高いパフォーマンス力で、2013年はシングル3作が連続でオリコン1位を獲得。同時にファン層も広がり、他のジャンルのアーティストや著名人にも「モー娘。好きを公言する人が増えてきた。今回は『負け美女』などの著作で知られる人気コラムニストの犬山紙子氏に、女性ファンから見たモーニング娘。の魅力、女性がアイドルを応援する心理などについて語ってもらった。 ――まずは、モーニング娘。に興味を持った経緯を教えてください。 犬山:私が10代後半のころに大ブレイクしましたが、当時は普通にカラオケで歌うぐらい。その後もそんなに意識してなかったのですが