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ブックマーク / realsound.jp (57)

  • 追悼・福田和也「保守革命主義者のとんかつとアジビラ、その享楽」 ーー絓秀実・寄稿

    福田和也『遥かなる日ルネサンス』(文藝春秋) とんかつを福田和也と一緒にべたことがある。今となっては定かには思い出せないが、福田がまだSFC(慶応大学環境情況学部)の助教授に就任する以前、慶応大学文学部(三田)の非常勤講師をしていた頃だから、1990年代初めのことである。 私は1991年秋には福田と多少の面識を得ていた。1990年に滞在していた米国の大学図書館で、日の言論状況を知るべく偶々読んだ雑誌に掲載されていた福田の『遥かなる日ルネッサンス』の一部に接し、若いらしいが聡明な「保守」の登場が、記憶に刻まれていた。 1991年の帰国後、これまた偶々、ある酒場で遭遇して互いに自己紹介したのが最初である。ただ、それ以前から「福田」という名前は知らずとも、コラボラトゥールをやっている面白い研究者が、国書刊行会の周辺にいるらしいことは、蓮實重彦から漏れ聞いていた。 『奇妙な廃墟』(1990

    追悼・福田和也「保守革命主義者のとんかつとアジビラ、その享楽」 ーー絓秀実・寄稿
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    slm 2024/10/03
  • 大塚 愛、油絵との出会いが変えた人生観 「失敗があって成功が塗り重なった方が深みが出る」

    大塚 愛がデビュー20周年の節目を迎える中、初の個展『AI OTSUKA 20th ANNIVERSARY ART EXHIBITION AIO ART supporting radio J-WAVE』を7月18日〜7月29日まで青山・スパイラルガーデンで開催中だ。 同展示では、大塚 愛が制作したインストゥルメンタルのピアノ楽曲が流れる空間に、自身の楽曲をテーマに描いた油絵や版画をはじめ、フラワーアレンジメントや書道作品など、約80点にものぼる作品を展示。それらを購入することも可能なため、貴重な機会を一目見ようとする来場者で活気に溢れている。 2019年から油絵を始めた大塚 愛。彼女曰く、音楽と油絵の制作プロセスは対極的だという。油絵を始めたことで変化した人生観、それぞれの作品に寄せる想い、そして20周年の先にある展望について話を聞いた。(編集部) 人生も油絵も「若いうちはどこまで遊べるか

    大塚 愛、油絵との出会いが変えた人生観 「失敗があって成功が塗り重なった方が深みが出る」
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    slm 2024/07/27
  • 話が飛ぶ人は体内に複数の時間が流れているーーADHD当事者の作家が描くエッセイ『あらゆることは今起こる』

    小学校1年生のときの教室。クラスメイトたちの当たり前を、自分だけがさっぱり理解できず、それを周囲には悟られないように平静を装いながら、内心はげしく動揺している。もしかしたら自分は気づかないうちに、どこかに存在する「並行世界」に迷い込んだのかもしれない。そう思うと、次第に怖くなってくる。 小説家・柴崎友香の『あらゆることは今起こる』は、そんな「小説の始まり」のようなエピソードから始まる。でも、これは「小説」ではない。2021年9月にADHD(「注意欠如多動症」)の診断を受けたという柴崎が書き下ろした、発達障害をめぐるエッセイだ。医学書院の「ケアをひらく」シリーズに収められているのだが、そのコンセプトにたがわず、ひじょうに平易な言葉遣いで、発達障害の特性を知ることができる。著者自身が発達障害についての考えを深める過程と並行して書かれていて、ADHDという言葉を耳にしたことはあっても、充分に考え

    話が飛ぶ人は体内に複数の時間が流れているーーADHD当事者の作家が描くエッセイ『あらゆることは今起こる』
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    slm 2024/07/05
  • ぷにぷに電機、“SFオタク”思考が音楽制作に与える影響 『11人いる!』『銀河英雄伝説』……ルーツ作品も語る

    ぷにぷに電機がEP『超重力幻想』をリリースした。同作は「宇宙戦争末期を舞台にした架空のSFゲーム『超重力幻想』のキャラクターソング集」と公式が紹介する、ぷにぷに電機のコンセプトEPとなる。英雄と呼ばれた元エースパイロットをはじめ、スナイパーやハッカー、はたまた三つ子のサイキッカーまで、個性に富んだキャラクターをモチーフにそれぞれ制作されたという楽曲群は、モダンなエレクトロサウンドと有機的なボーカルが調和する、ぷにぷに電機の新境地を感じさせる。 幼少期からSFの魅力に染まり、それが音楽表現のルーツの一つにもなっているというぷにぷに電機。インタビューでは、『超重力幻想』の制作エピソードと共に、ぷにぷに電機が愛してやまない『11人いる!』『銀河英雄伝説』『Fallout 4』という3つのSF作品について語ってもらった。 オタク視点でそれぞれの作品の魅力を熱く語る言葉の端々には、自身の表現活動に

    ぷにぷに電機、“SFオタク”思考が音楽制作に与える影響 『11人いる!』『銀河英雄伝説』……ルーツ作品も語る
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    slm 2024/05/08
  • カウンターカルチャー神話が音を立てて崩れていくーー速水健朗の「『ローリング・ストーン』の時代」評

    『ローリング・ストーン』誌の創刊は、1967年。サンフランシスコのヘイト・アシュベリーで盛り上がっているヒッピーやマリファナやLSD、そして、その街のロックミュージック。その文化に近い場所にいた若きヤン・ウェナーは、新しい世代に向けたメディアの創刊を思いつく。 グレートフル・デッドやジェファーソン・エアプレーンといった地元のロックバンド、そのシーンやボブ・ディラン、ローリングストーンズなど、60年代のロックシーン話は、いくつも登場しているが、書にとって前段に過ぎない。むしろ、メインとして掘り下げるのは、『ローリング・ストーン』誌の創刊編集長ヤン・ウェナーの人間そのものだ。1967年の時点では、シリアスな"ロック批評"も、雑誌の役割のひとつだったが、編集方針は瞬く間に変わっていく。 音楽と広告が交差するメディアとしての確立も、比較的早い段階のこと。インタビューの次のページに見開きでレコード

    カウンターカルチャー神話が音を立てて崩れていくーー速水健朗の「『ローリング・ストーン』の時代」評
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    slm 2024/01/28
  • DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在

    音楽家で現在は音楽ギルド・新音楽制作工房も運営する菊地成孔。彼が率いていたDC/PRG(Date Course Pentagon Royal Garden/当時はDCPRG)による2ndアルバム『構造と力(Structure et Force)』が、2003年9月25日の発売から20周年を迎える。 作の収録曲は前作『アイアンマウンテン報告』と比べ、さらにクロスリズムやポリリズムにフォーカスしており、当時としては律動的かつかなり先鋭的な内容だった。特に当時、4拍子と5拍子が同時に鳴るリズムを踊れる楽曲に落とし込んだのは驚嘆でしかない。 しかし執筆家でもある菊地が膨大なテクストを残した副作用なのか、雑誌カルチャーの衰退が原因なのか、音楽そのものを具体的に語ったインタビューはネット上にほとんどないのが実情だ。そこでリリース20周年を期に『構造と力』の音楽的な回想を依頼。 「5」という数字(ペン

    DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在
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    slm 2023/09/24
  • 菊地成孔が考えるAIと音楽のこれから 常識を揺るがす可能性があるも“100パーセント肯定”な理由

    リアルサウンドでは現在、生成AIによって変わりゆくカルチャーについて考える音楽映画・テック・ブックの4部門合同特集を展開中だ。その一環として、「Max」や「Synthesizer V」などを使用して楽曲制作を行った菊地成孔にインタビュー。「あと2、3年のうちにボーカリストが存在しないポップスのアルバムができる」という菊地が考える、AI音楽のこれからについて聞いた。(編集部) 現時点ではAI音楽産業の常識を根底から揺るがす可能性がある ――菊地さんは実際にAIを使った楽曲制作に取り組まれているのでしょうか? 菊地成孔(以下、菊地):私が主宰しているギルド・新音楽制作工房は現在20名体制で稼働しています。なかには「先端技術開発部」みたいな人たちもいて、当然AIも使っているんですよ。それによって制作された曲も増えてきました。ただ、今の時点だとAIは権利的に不安定で、音楽産業の常識を根底から

    菊地成孔が考えるAIと音楽のこれから 常識を揺るがす可能性があるも“100パーセント肯定”な理由
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    slm 2023/09/19
  • 速水健朗「90年代は馬鹿みたいに浮かれていた時代」 『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』インタビュー

    速水健朗『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』(東京書籍)は、副題になった世代の50年間の出来事を追った年代記である。1980年代のバブル景気の崩壊後に社会へ出た団塊ジュニア世代は、ロストジェネレーション、就職氷河期世代と呼ばれる世代と重なるため、経済的困難、非正規雇用増加などのイメージで語られがちだ。それに対し、書は、先入観にとらわれず、歴史を再構成している。メディアの変化を1つの軸にして、過去をふり返った著者が見たものはなんだったのだろうか。 (円堂都司昭/7月20日取材・構成) 小さなテクノロジーの変化と世代論を組み合わせる 速水健朗『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』(東京書籍) ――団塊ジュニア世代をテーマにをまとめることになった経緯は。 速水:企画は編集者からの提案です。1973年生まれの目線で、人口が多い世代を振り返るという概要、あとタイトルもほ

    速水健朗「90年代は馬鹿みたいに浮かれていた時代」 『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』インタビュー
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    slm 2023/08/06
  • 井上小百合&中元日芽香、桜井玲香……伊藤万理華の展覧会に乃木坂46OGが続々集結 長濱ねるもグッズを身につけ愛をアピール

    あなたが知りたい音楽情報をいち早くお届け。シーンの最新トレンドや今気になるアーティストをピックアップし、わかりやすく、そして詳しくお伝えしていきます。毎月更新の特集企画もお楽しみに。最新情報はTwitter、撮り下ろしのインタビュー写真はInstagram、オリジナル動画はYouTubeをチェック。 リアルサウンド編集部の記事一覧はこちら

    井上小百合&中元日芽香、桜井玲香……伊藤万理華の展覧会に乃木坂46OGが続々集結 長濱ねるもグッズを身につけ愛をアピール
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    slm 2022/12/03
  • tofubeatsが制作環境を見直して生まれた“新しい音楽のつくりかた” 「ゼロからもう一回やり直したいという気持ちがあった」

    DTMが普及するなかで、プロ・アマチュア問わず様々なアーティストがDAWを使うようになった時代。アーティストたちはどのような理由でDAWを選び、どのようなことを考えて創作しているのか。また、キャリアを重ねるうえで、自身のサウンドをどのように更新しているのか。 『Live』でお馴染みのAbletonとタッグを組み、それぞれのアーティストのDAW遍歴やよく使っているプラグインやエフェクトなどを通じ、独自の創作論に迫っていく連載企画「わたしたちの『Live』」。第四回目となる今回は、5月に5thアルバム『REFLECTION』をリリースし、11月3日に同作のLP盤『REFLECTION』とリミックス集『REFLECTION REMIXES』の発売・配信を控え、直近でもさまざまなアーティストへの楽曲提供を行うなど、精力的に活動を続けるtofubeatsに話を聞いた。 連載「わたしたちの『Live』

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    slm 2022/11/10
  • 【江口寿史と時計】「これまでの漫画家人生を語るうえで欠かせないのが腕時計」

    江口寿史は、1970年代~80年代にかけて『すすめ‼︎パイレーツ』や『ストップ!! ひばりくん!』などのギャグ漫画で、漫画界に旋風を巻き起こした漫画家である。そして、1990年代以降は街中でその絵を見かけない日はないほどの売れっ子イラストレーターとなり、現代のイラストレーションに大きな影響を与えている。 (左から)『すすめ‼︎パイレーツ』『ストップ!! ひばりくん!』 とりわけ、江口が描き出す女性画にはファンが多い。他にも筆者はコンバースのオールスターを描かせたら江口の右に出る者はいないと思っているが、キャラクターが身に着ける服やスニーカー、バッグやギターなどの小物まで、ブランド名がわかるほど忠実に描く。現代のイラストレーションで多く見られるこうした手法を普及させた立役者であり、今なお追従するイラストレーターは後を絶たない。 そんな江口は実に多趣味である。ジーンズやスニーカー、そして腕時計

    【江口寿史と時計】「これまでの漫画家人生を語るうえで欠かせないのが腕時計」
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    slm 2022/09/02
  • 『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か 劇場版に追加された不気味な予言シーンも

    TVアニメ『輪るピングドラム』の放送から、およそ10年の時を経て、新作パートを加えた総集編として新たに構築された、『劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM』前後編。後編となる『劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編]僕は君を愛してる』の公開日、2022年7月22日の2週間前にあたる7月8日には、日で元総理大臣が演説中に銃撃されるという重大事件が起こった。 逮捕された容疑者は、「自分の母親が宗教団体の信者で、元総理が団体と親しいと知って狙った」と供述。母親の宗教団体への多額の献金によって家庭が崩壊したことが、犯行へと繋がる動機となったことが分かっている。そこから背景についての報道は加熱し、政治と宗教との長年にわたる癒着や、「宗教2世」といわれる、親がカルト的な信仰を持っている子どもたちの境遇など、これまで大々的に報じられることのなかっ

    『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か 劇場版に追加された不気味な予言シーンも
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    slm 2022/08/21
  • GRAPEVINE 田中和将、ロックバンドによる“2021年の問題提起” 「楽曲はただの感情吐露ではいけない」

    GRAPEVINE 田中和将、ロックバンドによる“2021年の問題提起” 「楽曲はただの感情吐露ではいけない」 GRAPEVINEが、2年3カ月ぶりのニューアルバム『新しい果実』を5月26日にリリースする。図らずも作には、コロナ禍の時代を反映した表現が随所に織り込まれ、過去の音楽や文学からも、その時その時の人間の困難を象徴する表現が引用されている。田中和将らしい歌詞や節回し、亀井亨らしい美しいメロディ、西川弘剛らしいクールなギターアレンジが相乗効果となり、バンドアンサンブルとして放出された時に無二の衝撃を生む。そんなロックバンドらしさを、今の時代なりにアップデートしているのが『新しい果実』の聴きどころだ。先行配信シングル「目覚ましはいつも鳴りやまない」が配信された今、田中にアルバムについて深く語ってもらった。(編集部) 「宗教観の理解が音楽やアートの見方を変える」 ーーアルバム『新しい果

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    slm 2022/05/18
  • 栗原裕一郎×大谷能生×南波一海が語る、音楽批評の現在地 「内容を薦めるのと、好きだから拡散するというのは違う」

    栗原裕一郎と大谷能生による共著『ニッポンの音楽批評150年100冊』(立東舎)は、明治初年前後から令和初頭までのおよそ150年のあいだに、日において「音楽」がどのように記述され、語られてきたのか、音楽批評の歴史的変遷を辿った一冊だ。 1876年から2025年までを30年ずつに区切り、その「通史」を描きだすとともに、その時代に出版された代表的な「音楽」について解説した書は、インターネットの興隆によって音楽を巡る状況が著しく変化し、批評そのものの是非が問われている昨今にこそ参照したいである。リアルサウンド ブックでは、著者の栗原裕一郎と大谷能生に加え、書で音楽批評の最前線にいると紹介される南波一海を招いた鼎談を行った。(編集部) 『ニッポンの音楽批評150年100冊』(立東舎) 南波:改めて栗原さんと大谷さんが著を著した経緯を教えてください。 栗原:2013年にイベント『ニッポン

    栗原裕一郎×大谷能生×南波一海が語る、音楽批評の現在地 「内容を薦めるのと、好きだから拡散するというのは違う」
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    slm 2022/03/21
  • YOASOBIキービジュアルで話題! イラストレーター古塔つみが語る、“わかりやすさ”へのアンチテーゼ

    「わかりやすさ」へのアンチテーゼ ——古塔さんは年齢、性別、顔を公表しておらず、どんな人なのかほとんどわからない状態になっています。情報を開示しないのはなぜですか? アートを巡る日の環境も理由の一つですね。最近、アート界にも学歴があることに気付いて。「芸大卒、女性、モデル」がいちばん強くて、フランスで活動したことがあれば最強スペック。そんなことに左右されるのはイヤだし、情報をオープンにすることで、恣意的に見られるのも良くないなと。純粋に絵を見てもらうためには、余計な情報はないほうがいいと思うんです。 ——古塔さんは「女の子しか描かない」と公言していますが、その絵柄は驚くほど幅広い。一人のイラストレーターが描いたとは思えないほど多様ですが、いろいろなタッチの絵を描くことも、当初から目指してたんでしょうか? そうですね。単純に飽き性ですし、いろいろな女性の表情を描きたいんですよね。女の子のイ

    YOASOBIキービジュアルで話題! イラストレーター古塔つみが語る、“わかりやすさ”へのアンチテーゼ
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    slm 2022/02/13
  • 乃木坂46 樋口日奈&鈴木絢音が考える、グループのターニングポイントとこれから 生田絵梨花の存在やシングル曲への本音も

    乃木坂46 樋口日奈&鈴木絢音が考える、グループのターニングポイントとこれから 生田絵梨花の存在やシングル曲への音も 乃木坂46が、初のベストアルバム『Time flies』をリリースした。Disc 1、2には、『ぐるぐるカーテン』から『君に叱られた』までのシングル表題曲に加え、生田絵梨花が最後のセンターを務める「最後のTight Hug」、完全生産限定盤&初回仕様限定盤に付属するDisc 3には1stアルバム『透明な色』から4thアルバム『今が思い出になるまで』の各アルバムリードトラックの他に、パッケージ未収録だった「世界中の隣人よ」、「Route246」、「ゆっくりと咲く花」、生田絵梨花ソロ曲「歳月の轍」、新内眞衣初のソロ曲「あなたからの卒業」、そしてアンダー楽曲として新曲「Hard to say」を収録。 今回リアルサウンドでは、そんな同作を軸に、樋口日奈と鈴木絢音にインタビューを

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    slm 2021/12/18
  • シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以 日国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以
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    slm 2021/09/05
  • 福嶋亮大が語る、平成文学の負債と批評家の責務 「灰から蘇ってくるものも当然ある」

    福嶋亮大氏は昨年9月、『らせん状想像力 平成デモクラシー文学論』を刊行した。「私―異常な主観」、「世界-ディストピア」、「言語-俗語化の浸透」といった傾向のみられた平成30年あまりの文学について考察した内容だ。舞城王太郎、川上弘美、村上春樹、多和田葉子、高橋源一郎、阿部和重、高橋源一郎、村上龍などなど……。ナラティヴ、内向、政治と文学、私小説、犯罪、歴史と虚構などのテーマに沿って多くの作家、作品が論じられている。昭和から平成、そして令和の今に至るまで日の文学はいかに変わったのか、あらためて著者の見解を聞いた。(円堂都司昭/4月16日取材) 意識のもつ不安定さや空虚さを、平成文学はかたどっていた 福嶋亮大氏 ――『らせん状想像力』は、まず「はじめに」で問題群を提示した後、第一章の「舞城王太郎と平成文学のナラティヴ」に入ります。福嶋さんは2004年に東浩紀氏が発行していたメールマガジン「波状

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    slm 2021/05/24
  • 大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」

    太平記から漫画、模型、アニメ、ボーカロイドまで、日の大衆文化の通史を一冊ので描き切った日文研大衆文化研究プロジェクトによる書籍『日大衆文化史』(KADOKAWA)。 大塚英志氏 このでは、漫画の鳥獣戯画起源論など、現代の日文化が中世や近世にルーツを持つとする説は、戦時下に政治的に必要とされて「創られた伝統」だと退けた上で、それとは別に一貫して存在してきた運動を描いていく。 「お約束」や共通前提(歌舞伎でいう「世界」)を踏まえながら新要素(同じく歌舞伎でいう「趣向」)を入れて作品が生み出されていくという、二次創作的とも言える仕組みこそが「文化」であり、それは有象無象の大衆=民俗学者の柳田國男がいう「群れとしての作者」が担ってきた、という見立てのもとで見えてきた「日」「大衆」文化史の姿とは――主筆を務めた国際日文化研究センター教授・大塚英志氏に訊いた。 『日大衆文化史』は通史を

    大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」
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    slm 2021/01/03
  • 歌広場淳が語る“おじリーグ”参戦の意義「意味がないことをひたむきにやるのが、何よりもエンターテインメント」

    歌広場淳が語る“おじリーグ”参戦の意義「意味がないことをひたむきにやるのが、何よりもエンターテインメント」 大のゲームフリークとして知られ、ゲーマーからの信頼も厚いゴールデンボンバー・歌広場淳による連載「続・格ゲーマーは死ななきゃ安い」。今回は、“格ゲーおじさん”たちがプライドをかけて戦う「おじリーグ」に参戦した歌広場に、その経緯と当日の様子を振り返ってもらった。かつてのゲームセンターを再現したような、強烈な煽り合いも行われるおじリーグ。“芸能人・歌広場淳”としてのリスクを度外視したその挑戦は、“格闘ゲーマー・歌広場淳”あるいは“人間・歌広場淳”の明確な価値観が表れていた――。(編集部) 体に傷ひとつないまま死ぬのが嫌だった 11月23日、オンラインで配信された格闘ゲーム大会「おじリーグ」に参戦しました。今回で3回目を数える「おじリーグ」は、トッププロが集まるのではなく、「プロ」なんて想像

    歌広場淳が語る“おじリーグ”参戦の意義「意味がないことをひたむきにやるのが、何よりもエンターテインメント」
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    slm 2020/12/05