著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは……。 今回取り上げるシステムトラブルは、イセトーのランサムウエア被害と、ビルコムが利用するクラウドへの不正アクセス、ワークポートのサーバーへの不正アクセスである。 ランサムウエア感染で業務委託元の個人情報が漏洩か 金融業界や自治体などの情報処理業務を請け負うイセトーは2024年6月6日、5月29日に公表したランサムウエア被害の対応状況を明らかにした。 5月29日の発表では、5月26日に複数のサーバーとパソコンがランサムウエアによってデータが暗号化されていることを把握。ネットワークを停止させ、感染が疑われるサーバーとパソコンをシャットダウンさせたとしていた。 続報では、外部の専門家の協力を受け復旧対応を進め、情報流出の事実を確認していないとした。一方で、一部の顧客の個人情報について
福島銀行は2024年7月、SBIホールディングス(HD)がフューチャーアーキテクトと組んで開発を進める地方銀行向けの新勘定系システムを導入する。米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)のパブリッククラウド上で勘定系システムを全面稼働させる国内で初めての銀行になる。 福島銀行は2024年7月16日、新勘定系システムを稼働させる。新システムへの移行に向けて、7月13日からの3連休、ATMやインターネットバンキングなどオンラインサービスを全面的に停止する。 現状、福島銀行はBIPROGY(旧日本ユニシス)の勘定系システムを利用しているが、これをSBIHDとフューチャーアーキテクトが開発を進める「次世代バンキングシステム」に切り替える。SBIHDによると、同システムはAWSのクラウド上に設計・構築しており、拡張性に優れるという。API(アプリケーション・プログ
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