■「OTPBA」スタート 世界77カ国の特許の取引をWEB上で行える新サービスが1日夜(米国中西部時間)から始まった。「秘密保持」「相対」が原則の特許取引は今、どう変わりつつあるのか。 ◆主婦でも学生でも 新システムは「特許ビッド/アスク」(OTPBA)。米国の知財ビジネス会社であるオーシャン・トモが開発した。オークションサイトの利用者や、株式・FX(外国為替証拠金取引)のデイトレーダーならすぐに分かる仕組みで、自ら正当な権利のある特許か豊富な資金力を持っていることを証明できれば、誰でも参加可能。極端に言えば、主婦でも学生でも、特許を出品し、買うことができる時代がきたのだ。 同社の戦略は、あらゆる特許を扱うオープンな特許取引の世界市場を構築し、特許の「公正な価値」を導きだすこと。しかし、どこの国にも、あらゆる特許を扱うオープンな特許取引の国内市場はない。株式でいえば、東京証券取引所