コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
標準化活動は、知的財産と一体として運用しなければビジネス上の価値を出せない。知的財産は、占有して利益を独占することも可能だが、普及させてロイヤリティ収入を得ることや、無償で提供して技術をプラットフォーム化し自社のポジションを有利に築くこともできる。そして、標準化とは、この「自社にとって有利な技術を他者に使わせる」上で有効なツールといえる。 しかし、標準化は企業間の話し合いを伴うことが多いため、その活動を行う企業にとって、競争法違反は最も懸念すべきリスクであり、常にこの問題を回避しつつ活動を進めなければならない。特に日本企業は、競争法違反に対する不安感が強く、競争法は標準化活動のリスクと認識されている。ところが、競争法には、標準化活動を制限するだけでなく、標準化活動を支援する役割も期待できる、特に標準技術利用における知財リスクの回避に対する期待は大きい。 昨今、技術の高度化と製品の複雑化によ
“日本は標準化が苦手”――。ここへ来てその状況が変わりつつある。この5月には,東京電力の超高電圧送電網技術がIEC(国際電気標準会議)の国際標準として認められ,注目を集めた。次世代の携帯電話規格では日本企業の存在感が発揮される可能性が高いという。国際標準化に対する企業の取り組み方と知財戦略とのかかわりについて,三好内外国際特許事務所所長代理・弁理士の伊藤 市太郎氏に聞いた。 ――国際標準化といっても,人によって何を指すか異なるようですね。 国際標準化は一般に(1)ルール,(2)試験・評価方法,(3)技術仕様の三つに分類できます。簡単に言うと,(1)はテロ対策などの安全確保策やISO9000などの品質保証といった,技術とはあまり関連性ない取り決めであり,(2)は電池や光触媒など技術関連製品に対して合否を判定する試験・評価方法の規格,(3)は放送や通信などインタフェースを介してさまざまな機
News 2002年5月27日 07:07 PM 更新 Exif PrintとPIMの違いを強調するキヤノン キヤノンが、JCIA(日本写真機工業会)でのExif 2.2(Exif Print)策定の背景や、PIMとExif 2.2の関係について、マスコミ向けに説明会を行った 喧嘩を仕掛けているわけではないだろう。しかしキヤノンにしてみれば、圧倒的なシェアを背景にしてエプソンがデジタル画像の“囲い込み”をPIM(Print Image Matching)で行っているように見えるのかもしれない。 キヤノンはこのほど、JCIA(日本写真機工業会)でのExif 2.2(Exif Print)策定の背景やPIMとExif 2.2の関係についてマスコミ向けに説明会を行った。 Exifはデジタルカメラ撮影時の様々な情報を含む画像フォーマットを定義した規格で、JIFF JPEGと非圧縮RGB TIFFベ
最近、IT業界で流行するバズワードはオープン・イノベーションだ。先日あるシンポジウムで、3人のITゼネコンの取締役が講演し、そのプレゼンテーションの最後のスライドがすべて「オープン・イノベーション」だったのには唖然とした。ひどいのは、役所の公的資金注入までオープン・イノベーションと自称している。 著者は、この言葉は使う人ごとに違う意味で都合よく使われ、ほとんど無定義語になっていると批判する。これはチェスブロウの2003年の本のタイトルだが、もともとかなり曖昧な概念だった。オープンの意味が「技術をすべて公開しろ」という意味ならナンセンスだし、「必要なものはオープンにしろ」という意味なら自明だ。何をオープンにして何をクローズドにするかという基準なしに流行語を使っても、戦略として意味をなさない。 本書のいささかベタなタイトルの答は、「いくら要素技術が優秀でもプラットフォームを取られたら負ける
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く