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ブックマーク / news.mynavi.jp (569)

  • 京セラ、LED照明技術ブランド「CERAPHIC」を設立 - 海中の光を再現

    京セラは7月26日、自社のLED照明に関する技術ブランド「CERAPHIC」を新たに立ち上げ、その第一弾として、アクアリウムLED照明を2018年8月より発売すること、ならびに同ブランドロゴを策定したことを明らかにした。 光の波長をイメージしたブランドロゴ ブランドロゴは、1つの円を中心に8つの円が取り囲む家紋の九曜星の形から、一番右側に来る円を除いたような8つの円で構成されており、それぞれに赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7つの光の波長と白色の光の8つの光をイメージしたものだという。 京セラのLED照明技術ブランド「CERAPHIC」のロゴ,京セラのLED照明技術ブランド「CERAPHIC」のロゴ また、円同士は等間隔で並べられているが、これについても、CERAPHICを採用したLEDの配列をモチーフとし、中央の円を囲む7つの円で、頭文字のCを形成したものとする。 紫色LEDとRGB蛍光体で

    京セラ、LED照明技術ブランド「CERAPHIC」を設立 - 海中の光を再現
    smicho
    smicho 2018/07/28
    "紫励起のLEDの光をRGBの蛍光体で色の変換を行うことで、太陽光に近いスペクトルを実現" "サンゴやイソギンチャクの中には、そうした特定波長だけ照射されるLEDでは、生育に適さない"
  • 頻繁なインターネットの使用は小児の脳に悪影響を及ぼす可能性

    東北大学は7月11日、小児の3年間の縦断追跡データを用いて、頻回のインターネット習慣は、脳の広範な領域に及ぶ灰白質や白質や言語性知能の発達に伴う変化に対して影響していることを明らかにしたと発表した。 同成果は、東北大学加齢医学研究所・認知機能発達寄附研究部門の川島隆太 教授、竹内光 准教授らの研究グループによるもの。詳細は米国の学術誌「Human Brain Mapping」に掲載された。 インターネット習慣と数年後の言語性知能の変化の関連 (出所:東北大学Webサイト) 現代の若者は、多くの時間をインターネットに費やすようになっている。若年者における頻回のインターネット習慣は、学業成績の悪さなどと関係するほか、後に抑うつ感や孤独感などの増加につながることが知られていた。 またインターネット中毒の人は、低い実行機能や注意能力、高い衝動性などを示し、さまざまな領域の脳容積が小さいことが知られ

    頻繁なインターネットの使用は小児の脳に悪影響を及ぼす可能性
    smicho
    smicho 2018/07/12
  • 光が好きなはずの植物プランクトンが、光が少ないと増えるという不思議

    ずいぶん昔の話だが、茨城県のある湖に行ったときのこと。岸の近くを歩いていたら、なにかが腐ったような異様なにおいを感じた。岸辺の湖面は緑色に濁っていて、岸に打ち上げられた緑の物体は、すこし干からびていた。悪臭の源は、この「アオコ」だった。異常に繁殖した小さな植物プランクトンが吹き寄せられ、腐っていたのだ。 写真1 実験を行った米コーネル大学の池。(写真はいずれも山道さんら研究グループ提供) 写真2 シートで水面の一部を覆って実験している様子。 ここまで増えてしまうと困りものだが、水中の生態系にとって、植物プランクトンは重要な存在だ。水面近くの浅いところに届く太陽の光を吸収し、植物に特有の「光合成」で栄養分を作りだす。これをべた動物プランクトンを小魚などがべ、それがさらに大きな動物のえさになる。生き物たちに必要な栄養の大を作るのが、この植物プランクトンなのだ。 植物プランクトンは太陽の光

    光が好きなはずの植物プランクトンが、光が少ないと増えるという不思議
    smicho
    smicho 2018/07/12
    >たとえば湖面に発電用の太陽光パネルを広く置いたりすると、水に差し込む光が減って植物プランクトンが増殖し、湖水が緑に濁ってしまう可能性がある
  • 腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさり、機能性物質ポリアミンが産生される

    京都大学は、腸内ポリアミンが複数の腸内細菌の代謝経路を経由して生合成され、その生合成経路はビフィズス菌などが産生する酸により作動するという一連のメカニズムを明らかにしたと発表した。これは、ビフィズス菌などが作る酸の新規機能の発見を意味するという。 ハイブリッド・ポリアミン生合成経路の概念図(出所:京都大学ニュースリリース) 同研究は、京都大学生態学研究センターの東樹宏和准教授、協同乳業の松光晴主幹研究員、石川県立大学の栗原新准教授、理化学研究所の辨野義己特別招聘研究員らの研究グループによるもので、同研究成果は、6月28日に米国の学術誌「Science Advances」のオンライン版に掲載された。 腸内細菌の活動により生成される物質(代謝産物)は、ヒトの健康に大きな影響を与えている。腸内細菌は難培養性細菌も含め1,000種以上が確認され、腸管内ではこれらが複雑に相互作用していると考えられ

    腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさり、機能性物質ポリアミンが産生される
    smicho
    smicho 2018/07/11
    >これらの生合成経路は、メタゲノム解析やメタトランスクリプトーム解析により、個々の細菌の生合成遺伝子を対象とした解析で見出される可能性は低く
  • がんの転移を止める薬剤化合物を発見 - オレゴン健康科学大など

    オレゴン健康科学大学(OHSU)などの研究チームは、がんの転移を止める薬剤化合物を発見したと発表した。マウスを使った実験で効果が確認されたとしている。研究論文は「Nature Communications」に掲載された。 オレゴン健康科学大学のRaymond Bergan教授(左から2番目)が率いる研究チーム (出所:OHSU) OHSUの他、ノースウェスタン大学、厦門大学、シカゴ大学、ワシントン大学などから研究者が参加している。 一般的に、多くのがんは早期に発見できて他の組織への転移が起こっていなければ治療可能だが、発見が遅くなり他の組織に転移していると死亡リスクが高まる。このため、がん治療の研究においては、がん細胞を殺す方法の開発に加えて、がん細胞の転移を防ぐ方法を見つけることが重要な課題であると研究チームは指摘している。 今回報告されたのはイソフラボンの一種であるゲニステイン(4′,

    がんの転移を止める薬剤化合物を発見 - オレゴン健康科学大など
    smicho
    smicho 2018/07/04
  • アドビ、画像改ざんをAIと機械学習で検出する技術を公開

    アドビ システムズ(以下アドビ)は、同社の公式ブログ「Adobe Creative Station」において、写真に加えられた編集箇所をAI機械学習で検出する技術に関する内容を紹介する「人工知能でフェイク画像を見破る」を公開した。 同ブログでは、28年前に登場したPhotoshopにより、いまや画像編集は芸術的表現の拡張のみならず、家族の記憶を守り失踪児童の捜索にまでも役立っている。一方で、同ツールを「(写真に)毒を盛って人を欺く」ことに悪用されることもあるなど、人の意図によって善にも悪にも使うことができると紹介。 記事によると、アドビのヴラッド モラリウ氏は、長年コンピューター画像解析の関連テクノロジーに携わった能力を活かし、2016年よりアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)にあるメディア科学捜査プログラムの一環として、画像改ざん検出の研究を開始したという。 同氏は、写真に加えられ

    アドビ、画像改ざんをAIと機械学習で検出する技術を公開
    smicho
    smicho 2018/06/30
  • 歯周病菌が大腸がんに関与している可能性 - 協同乳業

    協同乳業は6月27日、口腔内F.nucleatumが大腸がんに関与していると考えられるという研究結果を発表した。同研究は、同社の松光晴主幹研究員らと、横浜市立大学肝胆膵消化器病学の日暮琢磨診療講師らの研究グループによるもの。詳細は、英国消化器病学会の機関誌「Gut」で公開された。 研究の流れ 次世代型DNAシークエンサーの普及とともに大腸がんの病態に関わる腸内細菌の研究が世界的に進められる中、F.nucleatumが大腸がんの病態や予後に悪影響を及ぼすといった報告例が増えている。しかし、F.nucleatumは従来ヒト腸内からは検出されないことが多く、大腸がんの感染源については不明な状況であった。 そこで同グループは、F.nucleatumが口腔内環境において優先菌種であることから、口腔内F.nucleatumが大腸(がん)組織へ細菌が移行しているという仮説のもと、研究を行ったという。

    歯周病菌が大腸がんに関与している可能性 - 協同乳業
    smicho
    smicho 2018/06/29
  • Intel CPUの脆弱性「TLBleed」は修正困難 - OpenBSD開発者

    OpenBSD 6月25日(オーストラリア時間)、iIWireに掲載された記事「iTWire - OpenBSD chief de Raadt says no easy fix for new Intel CPU bug」が、Intel CPUの新たな脆弱性「TLBleed」に関するOpenBSD開発者のインタビューを伝えた。この脆弱性に対処できるとする向きもあるが、この開発者は「実際には難しい」と答えたようだ。 インタービューを受けたのはOpenBSDの開発者であるTheo de Raadt氏。先週、Intel CPUに新たな脆弱性として「TLBleed」の存在が広く知られることになったが、「この脆弱性は再コンパイルですべてを解決できるとは言い難い。また、カーネルプロセススケジューラを変更すればよいとする向きもあるあ、それは簡単なことではない」との意見が掲載されている。 「TLBleed

    Intel CPUの脆弱性「TLBleed」は修正困難 - OpenBSD開発者
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    smicho 2018/06/27
  • 順天堂大、がん細胞のエネルギーを枯渇させる新しい抗がん剤を発見

    順天堂大学は、同大大学院の研究グループらが、細胞内のミトコンドリア呼吸鎖複合体Iに対する阻害剤が、再発性/難治性白血病に対する新しいがん治療薬になりうることを発見したことを発表した。 この成果は、同大大学院医学研究科臨床病態検査医学の田部陽子特任教授らの研究グループと、米国MD Anderson がんセンターのJoseph R. Marszalek 博士、 Marina Konopleva 教授らとの共同研究によるもので、6月11日、英国科学雑誌「Nature Medicine」のオンライン版に掲載された。 IACS-010759によるミトコンドリア呼吸鎖複合体Iの阻害とエネルギー産生抑制 がんの治療において、 抗がん剤が効かなくなる耐性の獲得が問題となっている。 がん細胞が存在するがん微小環境では、異なる性質をもつ細胞の集団として存在するため、抗がん剤の特異的な分子異常を標的とした治療に

    順天堂大、がん細胞のエネルギーを枯渇させる新しい抗がん剤を発見
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    smicho 2018/06/25
  • セルロースとガラスから新しい有機・無機ハイブリッド材料を生成

    東京都市大学は、同大の研究グループが、植物の主成分であるセルロースとガラスから、新しい有機・無機ハイブリッド材料を生成することに成功したことを発表した。 この成果は、東京都市大学工学部エネルギー化学科の岩村武准教授らによるもので、6月29日に開催される「第13回相模ケイ素・材料フォーラム」にて発表される。 新材料で代用が期待される部材の例(左:自動車、中央・右:包装材料)(出所: 東京都市大学ニュースリリース※PDF) 植物の主成分で地球上に豊富に存在している天然高分子である「セルロース」は、非可性のバイオマス資源として期待されている。その構造は、糖の一種であるグルコースが直鎖上に連結した化合物で、分子間、分子内での水素結合のような分子間相互作用が数多く存在することから、強固な結晶構造をとることが知られている。そのため、多くの溶媒に対して難溶で、新材料を開発する際の原料物質としては非常に

    セルロースとガラスから新しい有機・無機ハイブリッド材料を生成
    smicho
    smicho 2018/06/25
  • NEC、”うろうろしている不審者”をプロファイルする技術を開発

    NECは、大量の映像から人物の出現パターンを数値化し、”うろうろしている人”などの不審者を自動分類できる技術を開発したと発表した。 同社は2016年より、「時空間データ横断プロファイリング」を活用したAIソフトウェア「NeoFace Image data mining」を販売しており、多くの実証実験を進めてきた経験がある。今回、実証実験で積み重ねた人物の出現パターンの解析ノウハウ、および、長年培った大量の映像データの高速処理手法を組み合わせることで同技術の開発に成功したという。 これにより特定対象を効率的に絞り込み、探索することが可能となるとのこと。例えば、迷子、徘徊などの状況に応じて、早い段階での適切な対応ができるようになるとしている。 具体的には、不審者の見逃しを防ぐために出現パターンの違いに注目して不審者を抽出するアルゴリズムを開発した。 人物の出現パターンを可視化 同技術は、人物に

    NEC、”うろうろしている不審者”をプロファイルする技術を開発
    smicho
    smicho 2018/06/15
  • 産総研と琉球大、日本産セミ15種の共生菌はセミ寄生性の冬虫夏草が起源

    産業技術総合研究所(産総研)と琉球大学は、日産セミ類24種を調査し、うち15種が冬虫夏草のセミタケ類にごく近縁の細胞内共生真菌と共生していることを明らかにしたことを発表した。 この成果は、産総研 生物プロセス研究部門の深津武馬首席研究員、同部門生物共生進化機構研究グループの森山実主任研究員、琉球大学 熱帯生物圏研究センターの松浦優助教が、米国モンタナ大学と協力して明らかにしたもので、6月11日(米国東部夏時間)、米国の学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences USA」にオンライン掲載された。 アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシなどのセミ類は、特徴的な大きな鳴き声から夏の風物詩としてなじみがあるが、体内に複数の共生細菌との内部共生系を保有している。 近年、主に米国のセミ類についての研究から、セミ類の体内

    産総研と琉球大、日本産セミ15種の共生菌はセミ寄生性の冬虫夏草が起源
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    smicho 2018/06/13
  • 消しゴムの紙ケースの存在意義 - どこでもサイエンス(132)

    大阪の化学メーカーが発明したプラスチック消しゴム。最近はスティック状のものが増えてきましたが、昔ながらの消しゴムは必ず紙ケースに包まれています。これが、もっと古いゴム製の消しゴムだとないんですな。これは、それなりの存在意義があるからなのです。今日は、日生まれの文具革命、プラスチック消しゴムについて語っちゃいますよー。 消しゴム、みんながお世話になりましたねー。私なぞは、よく消しゴムを忘れて、ノートの間違いは鉛筆でグリグリやってごまかしていたため、ノートがヒッジョーに汚かったのですが、隣の席の子は、消しゴムを適切につかって、すごいきれいなノートをつくっていたー、なんてのが思い出でございます。消しゴム使ってないやん! ところで、この消しゴム――業界では「字消し」というそうですが――、ほとんどの人が使っているのは、プラスチック消しゴムでございます。なにしろよく消えますからねー。で、このプ

    消しゴムの紙ケースの存在意義 - どこでもサイエンス(132)
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    smicho 2018/06/06
  • 光量子コンピュータの実現へ一歩 - 誤り耐性は100億倍へ

    京都大学は、量子ビットの誤り率を小さくすることに成功し、現在の技術レベルにおいても、光を用いた量子コンピュータを実現できる方法を開発したと発表した。 同成果は、北海道大学(北大) 大学院情報科学研究科の富田章久 教授、同 博士後期課程の福井浩介氏、京都大学 大学院理学研究科の藤井啓祐 特定准教授らの研究グループによるもの。詳細は、米国科学誌 「Physical Review X」に掲載された。 光量子コンピュータのイメージ (出所:京都大学Webサイト) 量子コンピュータの基単位である量子ビットとしては、超伝導の磁束、電子のスピンなどさまざまな候補がある。研究グループはこれまで、大規模な量子計算の実現に有利であるとされる光に注目してきた。しかし、光を用いた量子計算の実現には、370兆回の演算あたり1回以下の誤りしか許されず、達成が非常に困難だった。 同グループはこれまで、光の性質を活用す

    光量子コンピュータの実現へ一歩 - 誤り耐性は100億倍へ
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    smicho 2018/05/31
  • 世界最速75フェムト秒で水を10万℃まで昇温、特異な相変化を観察

    ドイツ電子シンクロトロン(DESY)自由電子レーザー科学センター、スウェーデンのウプサラ大学などの研究チームは、X線レーザーを用いて75フェムト秒(1フェムト=10-15、すなわち10億分の1のさらに100万分の1)未満という極めて短い時間で水を常温から10万℃まで急速昇温させる実験に成功したと発表した。研究論文は「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。 レーザー照射開始から約70フェムト秒後の水の状態のシミュレーション。ほとんどの水分子はすでに水素(白)と酸素(赤)に分離している(出所:Carl Caleman, DESY/ウプサラ大学) 実験には、米国のSLAC国立加速器研究所に設置されているX線自由電子レーザー・線形加速器コヒーレント光源(LCLS:Linac Coherent Light Source)を用いた。水のジェット流に対して、超高強度のX線を極めて短時間だけ照

    世界最速75フェムト秒で水を10万℃まで昇温、特異な相変化を観察
    smicho
    smicho 2018/05/29
    >プラズマなのに密度は液体の水のまま
  • 照射する光によってレタスの味が変わることを発見 - 筑波大など

    筑波大学は5月21日、さまざまな人工光照射条件下でサニーレタスを栽培した際に起こる代謝の違いを、統合オミックス解析により明らかにしたと発表した。 同成果は、筑波大学生命環境系の草野都 教授、電力中央研究所の庄子和博 上席研究員、北崎一義(現 北海道大学助教)、理化学研究所の福島敦史 研究員およびUC Davis Genome Center(米国)のRichard Michelmore教授らの研究グループによるもの。科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 同研究では、光による植物生長制御研究が盛んである青色光や赤色光に加え、植物が行う光合成との関係がはっきりとは明らかにされていない緑色光に着目した。サニーレタスの苗に青色光(ピーク波長=470nm)・赤色光(同680nm)および2種類の緑色光(同510nm、524nm)を、短期間(1日)および長期間(7日)、2種類の異な

    照射する光によってレタスの味が変わることを発見 - 筑波大など
    smicho
    smicho 2018/05/25
  • 人の眼は"後ろ"も見ている - 東北大、視覚能力の仕組みを解明

    東北大学は、同大の研究グループが、人間の視覚系が無意識に周りの環境を学習し脳内にモデルをつくることで、直接見ることができない頭の後ろの情報も処理をしていることを明らかにしたことを発表した。 この成果は、東北大学電気通信研究所の塩入諭教授の研究グループによるもので、5月8日、英国のオープンアクセス科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 実験装置(左)と実験風景(右)、被験者は6台のディスプレイに囲まれた中で、そのいずれかに呈示されている指定された文字を探す 自分の部屋や毎日通る道など、何度も眼にする環境では容易にまた無意識的に行動する。あまり意識することなく、なにがどこにあるかわかっており、あたかも後ろに眼があるような行動をとることもある。こうした能力は視覚と行動が直結する脳処理の重要な機能だが、それがどのように獲得されるかはわかっていない。 研究グループは、この機能を

    人の眼は"後ろ"も見ている - 東北大、視覚能力の仕組みを解明
    smicho
    smicho 2018/05/11
  • ネコのふんの悪臭の原因物質が分かった オスを識別するフェロモンとして機能

    ネコのふんが放出する悪臭の原因物質は硫黄を含む化合物で、その化合物がふんの主がオスかどうかを識別するフェロモンとして機能していることを、岩手大学農学部応用生物化学科の宮崎雅雄(みやざき まさお)准教授らの研究グループがこのほど明らかにした。悪臭対策につながる可能性があるという。研究成果は科学誌「ジャーナル・オブ・ケミカル・エコロジー」に掲載された。 図 ふんが放出するMMBの有無や量による種や性の識別(岩手大学の研究グループ提供) 写真 ふんの人工臭をかぎ分けるネコ(岩手大学の研究グループ提供) 研究グループによると、ペットブームの中でもネコの飼育数は昨年イヌを上回った。愛家が増える一方で、放し飼いネコや野良ネコによる悪臭苦情も増えているという。ネコはふんをすると臭いを隠すために土や砂をかける習性があるが、そのまま放置する場合もあり、これは縄張り行動と考えられていた。しかし、悪臭を放出す

    ネコのふんの悪臭の原因物質が分かった オスを識別するフェロモンとして機能
    smicho
    smicho 2018/05/09
    >MMBは金属イオンと結合しやすい性質があり、結合すると揮発できなくなって臭いを取り除くことができる
  • 「雄殺し」の細菌に感染しているクサカゲロウ集団は、5年で劣勢を挽回した

    生物の進化というのは、すごいものだ。たとえば、毒のある虫や木の葉などに昆虫が自分を似せる「擬態(ぎたい)」。「なにもあれほど精緻に似せなくても……」と思うほど、そっくりの姿に進化している。そして、雄殺しの細菌に集団感染しているクサカゲロウも、5年を待たずに、その細菌を無力化するように進化していたことが確認されたのだという。 写真 カオマダラクサカゲロウの雌。(林さん提供) このクサカゲロウの進化を見つけたのは、琉球大学の林正幸(はやし まさゆき)日学術振興会特別研究員らの研究グループだ。カオマダラクサカゲロウという昆虫は、その多くに「雄殺し」の細菌が感染している。そのため、雄は生まれてもすぐに死んでしまう。この細菌は雌から子に伝染していくので、細菌が勢力を広げるためには雄は不要だ。むしろ雄カゲロウはできるだけ少ないほうが、雌のえさも増えて有利だ。 林さんらが2011年に千葉県松戸市にある

    「雄殺し」の細菌に感染しているクサカゲロウ集団は、5年で劣勢を挽回した
    smicho
    smicho 2018/04/27
  • ミクロとマクロが合致 - 量子もつれの分布は熱力学で決まると判明

    東京大学(東大)は4月24日、量子力学的に状態が特定された状態(量子純粋状態)が平衡状態として落ち着いているとき、量子もつれの分布が、熱力学によって完全に決定されることを明らかにしたと発表した。同成果は今後、冷却原子形やイオントラップ系における量子情報量の測定実験の解析に役立つことが期待されるという。 同成果は、東大物性研究所、東大国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構の研究グループによるもの。詳細は、「Nature Communications」オンライン版に掲載された。 量子力学と熱力学との理論的な対応関係は、20世紀初頭から研究されてきた。特に近年においては、熱源と完全に切り離された量子純粋状態を用いた熱力学の構築は、理論的な興味はもちろんのこと、冷却原子を使った実験との対応からも、重要な課題となっている。 このような、ミクロな世界(量子力学)とマクロな世界(熱力学)の対応の研究に

    ミクロとマクロが合致 - 量子もつれの分布は熱力学で決まると判明
    smicho
    smicho 2018/04/26