著者:あらきけいすけ(福祉システム工学科、講師) 最終更新日 2005.3.11 注意:このページには誤りが含まれているかもしれません。 組み立て除法と微分係数の計算 組み立て除法とはn次の多項式(高校数学では『n次関数』)を 1次式 x-a で割り算をするときの商関数と剰余を求めるための簡便な表記法で、 次のようなものである。 [例] 3次の多項式 f(x)=x3-3x2+5x-6 を x-4 で割った商と余りを組み立て除法で求めよう。 これより f(x)=x3-3x2+5x-6=(x-4)(x2+x+9)+30 この計算は多項式の因数分解の計算の時に用いられる。 というかボクは高校のときそれ以外の目的で使ったことが無かったのだが、 よくよく考えると非常にもったいない。というのも、 組み立て除法を1度使うと関数に値を代入することができる (いまの例では f(4)=30 である) からであ