21年1月の書籍雑誌推定販売金額は896億円で、前年比3.5%増。 書籍は505億円で、同1.9%増。 雑誌は391億円で、同5.7%増。 前月の20年12月に続くトリプル増である。 雑誌の内訳は月刊誌が321億円で、同8.9%増、週刊誌は69億円で、同7.2%減。 返品率は書籍が31.9%、雑誌は42.3%で、月刊誌は42.2%、週刊誌は42.5%。 月刊誌の大幅プラスはコミックス『呪術廻戦』(集英社)、『進撃の巨人』(講談社)、『鬼滅の刃』(集英社)の爆発的売れ行きによるものだが、返品率は書籍よりも高く、週刊誌とともに高止まりしている。 コミックスの書店店頭の売上は30%増で、20年10月からのアニメ放送の『呪術廻戦』はシリーズ累計で3000万部を突破したようだ。 20年に続き、コロナ禍の中でも、販売状況はコミックス次第ということになるのだろうか。 1.出版科学研究所による20年度の電