任天堂が30日発表した09年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比40.1%減の2534億円、営業利益が同66.1%減の404億円、純利益が同60.6%減の423億円だった。WiiやニンテンドーDSの販売を牽引(けん・いん)するソフト不足が響いた。 前年は、ともに1500万本超を売る「マリオカートWii」の国内発売や「Wii Fit」の欧米での発売が、WiiやDSの販売を引っ張った。今年は、ヒットが期待される「Wii スポーツ リゾート」の発売が予定よりずれこんで6月下旬となり、業績への貢献が遅れている。 大阪市内で会見した岩田聡社長は「ヒット作品を生み出せなかった」と反省。「Wii Fit プラス」や「スーパーマリオブラザーズ」のWii版など「年度後半のタイトル群で活気を呼ぶ」と強調した。