印刷 関連トピックス原子力発電所美術・工芸部門の会場には早速、多くの高校生たちが訪れていた=3日午前10時11分、福島市の県立美術館、日吉健吾撮影 第35回全国高校総合文化祭福島大会(ふくしま総文、文化庁など主催、朝日新聞社など特別後援)が3日、福島県で開幕した。原発事故の影響で一時は開催が危ぶまれたが、合唱、美術・工芸、囲碁、将棋、小倉百人一首かるたなど15部門に全国から約1万2600人の高校生が参加。7日まで、13の会場で練習の成果を競い合う。 「文化部のインターハイ」とも呼ばれる大会は、生徒や教師らでつくる実行委員会が1年以上前から準備を進めてきた。当初は23部門に2万人が参加予定だったが、東日本大震災で会場施設の一部が避難所になったことや、予定地周辺の放射能への不安などを考慮して、一部の部門は中止されたり、他地域に会場が変更されたりした。 総合開会式は4日に会津若松市で開かれ