ピート・ドハーティが頻繁に裁判所を訪れるのを見れば分かるように、ミュージシャンも法を超越することはできない。それどころか、ミュージシャンであるがゆえに、過剰に騒がれてしまうこともあるようだ。ここでは、物議を醸した音楽界の大事件トップ40を紹介する。いい事件から悪い事件まで、なかにはひどく見苦しい事件も……。 1992年発表のアルバム『ラヴ・シンボル』とベスト・アルバムのリリース後、プリンスは自身の名前を発音不可能なシンボル・マークへ変えてしまったために人々は混乱し、彼を「TAFKAP(The Artist Formerly Known As Princeの略:かつてプリンスとして知られていたアーティストという意味)」と呼ぶことになった。 39位 ポール・マッカートニー死亡説 「ザ・ビートルズのポール・マッカートニーは死んでいる?」という記事がアイオワ州にある大学の学生向け新聞に掲載された。
オアシスと聞いて最初に思い浮かべるイメージとは何だろうか? ドラッグや暴力とは無縁なのはさておき、伝説のネブワースのライヴや、ブリットポップの旗手、強力な90年代のアンセム・ソング、辛辣な批判的態度など、いろいろ思いつくだろうが、そうではない。正解は、「クラシックなレコード・ジャケット」だ。オアシスのレコード・ジャケットの多くは、マイクロドットのブライアン・キャノンがデザインを手掛けている。謎解きのヒントや目くらまし、そして、かつての有名なリバプール出身のバンド――ビートルズへのトリビュートが詰まったこれらのジャケットは、過去20年間のジャケット・デザインの歴史の中でも最も印象的なものに数えられている。そして、そこには必ず多彩なストーリーが込められている。ここに15枚の代表的なレコード・ジャケットを紹介しよう。 Definitely Maybe ビートルズのアルバム『オールディーズ』のジャ
「カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)のベスト・ソング TOP10」を英国の新聞The Guardianのサイトが発表。同紙のサイトがシリーズ展開しているベストリスト企画「10 of the best」のカーティス編です。
74. "Moby Dick," Led Zeppelin II. 73. "Royal Orleans," Presence. 72. "Hots On for Nowhere," Presence. 71. "Hats Off to (Roy) Harper," Led Zeppelin III. 70. "The Crunge," Houses of the Holy. 69. "Gallows Pole," Led Zeppelin III. 68. "Candy Store Rock," Presence. 67. "For Your Life," Presence. 66. "Your Time Is Gonna Come," Led Zeppelin. 65. "The Lemon Song," Led Zeppelin II. 64. "Thank You," Led Ze
行ってきました。FUJI ROCK FESTIVAL ‘15。 今年は珍しくずっと晴れて、快適に過ごせた3日間。楽しかった。なんのかんの言われつつ、やっぱりフジロックには他のフェスとは違う独特なムードがある。僕は年中いろんなフェスに行ってレポを書くような仕事をしてるんだけど、そういう人間からしても、フジロックにはシンプルに仕事抜きで楽しめる「特別さ」がある。 で、今回はそんなフジロックに関しての話。 個人的なベストアクトは何と言ってもトッド・ラングレン師匠だったし、フーファイもミューズもハドソン・モホークも格好よくて大満足だったんですが、そのへんのことは他サイトのライブレポート原稿に書いたので、そちらを。 www.excite.co.jp ここで書くのは、もうちょっとフェス全体のムードとか方向性とか、「なんのかんの言われつつ〜」という部分についてです。正直「よかった、よかった!」だけじゃな
グラストンベリー・フェスティバルのブラー? レディング&リーズフェスティバルのアークティック・モンキーズ? スパイク・アイランドのザ・ストーン・ローゼズ? ここに御紹介するのははフェスティバルでのベスト・フォーマンスのトップ50のランキングである。日常の自分を忘れ、興奮に身を任せたみたピルトン、ヨークシャー、チェシャー(当てはまらないかもしれないが)での熱狂したあの日の時間を思い出すことだろう。 50 ベースメント・ジャックス Glastonbury Festival ’05 カイリー・ミノーグが健康上の理由から出演がキャンセルとなり、否定的な人たちはブリクストン出身の2人組が、観客が必要とするショウ(あるいは金色ラメのホットパンツ)という点で、オーストラリアのポップ・クイーンと同じレベルのことができるのかと不安視していた。ベースメント・ジャックスは、ブラジル人のドラマー、サルの衣装をまと
すばらしいアルバムは終わり方も印象深い。名作を作るには、リスナーを興奮させ、高揚感を残して終わるような力強い締めくくりの一節が必要だ。これから挙げる、時代を超えた24枚の名作が証明するように……。 ザ・スミス『ザ・クイーン・イズ・デッド』 “Some Girls Are Bigger Than Others” 「枕を送ってくれ/夢見る時に君が使ってる枕を/そうしたら俺のも送るよ」 – Send me the pillow/ The one that you dream on/ And I’ll send you mine モリッシーの曲のタイトルの中でもかなり衒いのない“Some Girls Are Bigger Than Others”というタイトルが、ジョニー・マーの巧みでキラキラしたリフに泥を塗ったとしたら、モリッシーはこの曲のメランコリックでロマンティックな最後の一文で、いくらか間
今回、小文字の名称で誕生した新electribeは、これまでのELECTRIBEシリーズの集大成ともいえるものですが、赤・青・緑など、比較的カラフルだった従来機と異なり、シックなグレー配色。写真でみると、プラスティック・ボディーのように見えてしまうかもしれませんが、亜鉛ダイキャストを用いた金属ボディーで、結構ズシリとくる重たさです(339×189×45mmで1.6kg)。 前面の底部分には4つのLEDが装備されており、ここが音に合わせて光る仕掛けになっている 16個並ぶバッドにはLEDが埋め込まれており、叩くと音が出ると同時に光る仕様になっていますが、面白いのはボディーの底面にも4つのLEDが装備されていること。基本的にはプレイヤーにしか見えないのですが、出力音声のレベルに合わせて光る仕様になっており、ステレオでの音によって左右で色も違ってくる凝ったものとなっています。ニコニコ生放送=DT
ピンボールの魔術師や政治運動、恋愛や失恋などの私的な話に至るまで。ここで紹介するコンセプト・アルバムには、様々なストーリーが込められている。夢中で聴いた思い出のアルバムで、素晴らしいストーリーを展開してくれた23組の音の語り手を紹介しよう。 デヴィッド・ボウイ 『ジギー・スターダスト』(1972) デヴィッド・ボウイ自身のあらゆる分身の中でも、ジギー・スターダストは究極の人物像だ。燃えるような赤毛を持つバイセクシャルの宇宙人ロックスターは1972年にベールを脱ぐことになった。この架空の人物の名前を冠したアルバムでは、壮麗の極みと言えるサウンドトラックを背景にジギー・スターダストのストーリーが語られ、次第にセックスと愛とロックンロールへの世俗的視点を批評してみせる。 ピンク・フロイド 『ザ・ウォール』(1979) ピンク・フロイドを代表する最も有名なコンセプト・アルバムのひとつ。『ザ・ウォー
A new EP just in time for summer! 🍒 Hot Sun Cool Shroud features six new tracks from Wilco that have a summertime-after-dark kind of feeling. “It starts off pretty hot, like heat during the day, has some instrumentals on it that are a little agitated and uncomfortable and ends with a cooling breeze. There are tracks on Hot Sun Cool Shroud that are more aggressive and angular than anything we’ve p
飲食店や美容院を経営しているクライアントより、「Apple Music」「LINE MUSIC」「AWA」などの「定額制音楽配信サービス」を店舗で利用する場合、なにか手続きがいるのかという問い合わせが何件かありました。 ネットで調べてみましたが、直接聞いたほうが確実なので、「定額制音楽配信サービス」を運営する会社と、JASRACへ電話で問い合わせをしました。 問い合わせた内容は次の2点です。 「Apple Music」「LINE MUSIC」「AWA」などの「定額制音楽配信サービス」を運営する会社へ、商業的な利用ができるのかどうかを確認します。JASRACへ、店舗で「定額制音楽配信サービス」を利用する際、上納金が必要なのかどうか問い合わせをしました。まずは、「定額制音楽配信サービス」を運営する会社へ、商業的な利用ができるのかどうか問い合わせしました。 Appleのウェブサイトから問い合わせ
吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』に出演。BOOWY解散秘話について話していました。 (上柳昌彦)さあ、続いてはこちらのバンドです。はい、もうつい曲を聞きたくなっちゃいますが。『B.BLUE』が流れてまいりましたが、BOOWYでございますが。BOOWYはどのような接点があるんですか? (吉田豪)そうですね。僕、接点はないんですが。接点はそれこそ、当時のマネージャーさんとかと接点があったぐらいなんですが。当然、本はいろいろ読んでまして。それで面白かったのが、BOOWYの解散秘話っていうのがありまして。 (上柳昌彦)BOOWYの解散はあまり語られてないですよ。 (吉田豪)いまだに謎とされてるんですよね。で、布袋さんが『秘密』っていう本を2006年に出されていて。そこにもBOOWYの解散の理由について『俺には俺の絶対解散せねばならない理由があった。しかしその理由は墓
残すところ、今月末のロラパルーザへの出演のみとなっているポール・マッカートニーのアウト・ゼアー・ツアーだが、ポールはジョン・レノンが1980年に銃撃され他界してから、ジョンが神格化されていくのと折り合いをつけていくのが大変だったことを語っている。 ポールはエスクワイア誌の取材に応えてさまざまな話題について答えているが、次のように元ビートルズのメンバーでジョンだけが神格化されていった経緯を振り返っている。 「ザ・ビートルズが解散するとぼくたちはそれぞれになんか平等な感じになったんだよ。ジョージ(・ハリスン)はジョージのアルバムを作って、ジョンはジョンのを作って、ぼくはぼくのを作って、リンゴ(・スター)はリンゴのを作ったっていうふうにね。だから、なんかビートルズの頃のようでもあったんだよ。みんな平等にやってるなって。その後、ジョンが銃撃されて他界して、この事件が単純に恐ろしかったということのほ
御存知の通り、素晴らしいデビュー・アルバムを作ってしまうと、続く2枚目を作るのは至難の業となるわけだが、そう、ここに挙げるのはそれをやってのけたアーティストたちである。ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』からディアンジェロの『ヴードゥー』まで、デビュー作をしのぐセカンド・アルバム29枚を紹介する。あまり知られていないオアシスの『モーニング・グローリー』とかね……。 マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン 『ラヴレス』 ほとんどのバンドが2作目の制作にあたり方向性が定まらず苦心するのはここだ。完ぺきだった1枚目と同じスタンスにこだわるか。それともファーストでできたファンが離れてしまうリスクを覚悟の上で新たな分野に挑戦するか。しかし、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは、この『ラヴレス』でジャンル全体を定義づけてしまった。クラクラするホワイト・ノイズの金字塔のもと、幻惑的なシューゲイザー・サウンドの旅は
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