昨年10月、ホンダの「スーパーカブ」シリーズの世界累計生産台数が1億台に達した。日本では新聞・郵便の配達など仕事での利用が目立つが、アジアでは幅広く庶民の足として愛されている。1958年の初代スーパーカブC100発売から60周年を迎え、現在は世界15カ国16拠点で生産、延べ160カ国以上で販売されている。スーパーカブは、なぜ国境を超えたロングセラー商品となったのか。ベトナムでの現地レポート、ホンダの開発担当者らへの取材からその理由を探った。(ライター・中安昭人、神田憲行/Yahoo!ニュース 特集編集部)