波状言論S改―社会学・メタゲーム・自由作者: 東浩紀, 北田暁大, 宮台真司, 大澤真幸, 鈴木謙介出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/11メディア: 単行本第2章 リベラリズムと動物化のあいだで北田暁大+鈴木謙介+東浩紀 2004/2/14ゲートを閉じさせる欲望p172-173鈴木: (略) あるいは「監視社会ができます」という言説に対して、監視して「ゲーテッド・コミュニティをつくることのなにがいけないの?」と返される。「いや、ゲートの外側には貧乏な人たちが排除されているじゃないか」と言っても「ああ、それは格差批判だね、じゃあ格差を解消すれば問題はないね」という話になる。つまり、それでは格差を批判しているだけで、ゲートを閉じることの批判になっていない。あらゆる場所でそういうことがおこっていて、ものすごくしっかりと理論的に詰めていかないことには、ゲートを閉じることや、監視や管理す
ある青年が癌になった。それはどうしようもなく進行していて、余命は3ヶ月だと診断された。3ヵ月後、彼はこの地上から消えることになる。 死を目前にして、すさまじい恐怖の中ですさんでゆく男。それはまるで、残り少ない命を無駄遣いするかのように。死にたくない、死にたくないと叫びながら、彼は手首を切る。死にたくないのに怖いから死んでしまおうという倒錯が彼を捉える。 しかし、そんな彼の前に、ささやかな奇跡が訪れた・・・。 という物語があったとして、主人公が癌になった「理由」なんて求める読み手や鑑賞者がいるだろうか。もちろんいない。若くして癌になるのに、そもそもほとんどの場合理由などないからだし、物語の主眼は、彼が癌によっていかに絶望へと叩き込まれ、そこからささやかな希望を足がかりにして、残り少ない命をいかに見つめなおすか、というところにあるからだ。このお話を見たあとで「でもさ、主人公ってなんで癌になった
『ダ・ヴィンチ』2006年12月号(メディアファクトリー)の「呉智英の『マンガ狂につける薬・第143回」より。 【この数年、マンガ界はある原作家に乗取られたような状態にある。それは、1970年前後の梶原一騎のブーム、続いて起きた小池一夫のブームと似ているようで大きくちがう。 似ているのは、何誌ものマンガ誌が競って同じ原作家を起用したことだ。梶原ブームの時も小池ブームの時も、見る雑誌、見る雑誌に彼らの原作マンガが載っていた。今回のある原作家のブームは、それ以上である。見る雑誌、見る雑誌どころか、見るページ、見るページである。老舗「漫画サンデー」など、今年上半期にはこの一誌に三本も並行連載され、まるで個人誌状態であった。この原作家は、毎月40本近い原作を書いている。つまり、毎日必ず1本以上の締切りがあるのだ。推定原稿料は毎月数千万円。加えて、人気作は百万部単位で単行本となり、テレビドラマ化もさ
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『トゥモロー・ワールド』 原題:Children of Men(2006) 映画にできることって何だろう。端的に言うと、“現実にないシチュエーションを視覚化し、それを通して、社会の諸問題や世界に内在する真実をメタフォリカルに描く”ことだ。しかし、その目標を極限まで達成する作品は稀である。 それにしても、ここ最近の実録戦記映画の濫造ぶりはどうしたことだろう? イマジネーションこそ映画の最大の武器であったはずが、いつしか“架空の設定”は真実を語る術とみなされなくなってしまった。史実に即さなくとも、過去には『まぼろしの市街戦』や『アンダーグラウンド』など、優れたアイディアの傑作はあったのに(つい最近『トンマッコルへようこそ』という発想だけは秀逸な作品があったが、演出センスが凡庸なおかげでひどく損をしていた)。 戦場を、人類の不和を、未来への絶望を、つまり現実を描こうとしたとき、アルフォンソ・キュ
劇場で鑑賞した新作映画を率直に100点満点でレビュー。をメインに、TV、漫画、玩具など他の趣味も時折。 「心に棚を」「文句があるから自分で書く」「自分の言葉で具体的に」「デマとパクリはみっともない」 ご意見ご感想はコメントでどうぞ。その他ご連絡はまで。 TBはご自由に。送られたら返します。原則として、当方より先に、言及リンクなしにTB送信する事はありません。 コメント・TBは承認制です。反映に時間がかかりますが、仕様です。 産ませてよ! あの頃の様に産ませてよ! 公式サイト イギリスの女流ミステリー作家、フィリス・ドロシィ・ジェイムズが1992年に発表した、氏としては異色の近未来SF風小説、『人類の子供たち』(原題:The Children of Men)を映画化。例によって邦題は日本の配給会社が勝手に付けたもので、原題は原作と同じ。 18年前から人類に子供が産まれなくなり、世界中が紛争や
原題:Children of Men 監督:アルフォンソ・キュアロン 公式サイト:http://www.tomorrow-world.com/ 『カムチャッカの若者がキリンの夢を見てるとき/メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている/ニューヨークの少女が微笑みながら寝返りをうつとき/ローマの少女は柱頭を染める朝陽にウインクする/この地球はいつも何処かで朝が始まっている/僕らは朝をリレーするのだ/経度から/経度へと/そうして/いわば/交替で/地球を守る』(谷川俊太郎『朝のリレー』より) テレビでは、世界で最年少の少年の死が伝えられている。男がいる。コーヒーを買う。店を出る。道路わきで砂糖を入れる。店が爆発する。驚いて、コーヒーをぶちまける。 この瞬間まで、男は世界の傍観者だった。彼のとなりに何者かがたたずんだのだ。その瞬間、彼は世界の混沌へと向かうことになる。終わり行く世界の容赦ない混沌の中
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