東京都心部のJR駅で駅名標を見ると、隅に何かの記号のような文字が表記されていることがあります。新宿駅を例に出すと「山」と「区」。どのような意味を持ち、またどのような法則があるのでしょうか。 中央線ホームにも「山」 JR山手線の新宿駅で駅名標を見ると、その右上端に「山」「区」と表記があります。山手線のホームだから「山」かと思いきや、中央線ホームの駅名標も同様です。これらは何を意味しているのでしょうか。 結論からいえば、「山」はその駅が山手線内にあることを、「区」はその駅が東京23区内にあることをそれぞれ意味しています。では、わざわざ示す理由は何でしょうか。これらの表記はきっぷの制度と関連があります。 拡大画像 JR新宿駅 山手線ホームの駅名標(画像:写真AC)。 山手線内の駅とは、読んで字の如く同線とその内側に位置する駅を指し、これには中央線快速の御茶ノ水駅や中央・総武線各駅停車の千駄ケ谷駅
