千葉県がんセンター研究所と千葉大学は16日、分散コンピューティング向けの汎用クライアントソフト「BOINC」を利用して小児がんの治療薬を発見するプロジェクト“ファイト!小児がんプロジェクト”を開始した。現在、科学研究目的の分散コンピューティングを運用・構築している団体“World Community Grid”を通じ、誰でも参加できる。 “ファイト!小児がんプロジェクト”は、小児がんのなかでも治癒しづらい“神経芽腫”の新しい治療薬を発見するプロジェクト。インターネットを介して接続された多数のパソコンを使ってスーパーコンピューター並みの処理能力を実現する分散コンピューティングを利用し、神経芽腫に関連する3つのタンパク質を無力化する薬を発見することを目指している。 同プロジェクトに参加するには、まず“World Community Grid”の登録を行い、「BOINC」をインストールする。次に