スイスでアニメ高畑節 ロカルノ映画祭で講演2009年8月15日 講演する高畑勲(右)とミシェル・オスロー=7日、スイス・ロカルノ、小原写す スイス南部で15日まで開催中の第62回ロカルノ国際映画祭で、アニメの高畑勲監督が講演をした。今映画祭で高畑監督は、日本アニメの大規模特集「マンガインパクト」などで自作4本が上映されたほか、名誉豹賞を受賞している。講演では日本アニメの暴力描写、「アルプスの少女ハイジ」のロケハン、準備中の次回作などについて、約100人の聴衆に縦横に語った。 ■日本作品は「現実と地続き」 高畑は70年代に「アルプスの少女ハイジ」などのテレビアニメを手がけ、80年代に宮崎駿監督らとスタジオジブリを設立した。日本アニメ界の代表的存在で、今回の映画祭に招待されていた。 講演に先立つ6日の記者会見で映画祭ディレクターのフレデリック・メールは、「ロカルノを訪れた数々の著名な監督に並ぶ