中国史頁を作り始めてから、「初心者なのだけど面白い中国史小説などを推薦して欲しい」という要望を何度か受けたことがあります。 私がホームページを作り始めた理由の一つに「中国史の面白さをもっと知って欲しい」というのがありましたから、そういう頁を作って当然と言えば当然でした。しかしどうも私はそういう頁を作る気になりませんでした。 それにはいくつが理由がありますが、簡単に箇条書きにすれば ・中国史ものを大部分網羅したわけではなく、その中からいくつをお勧めするなど、烏滸がましすぎる。 ・本には好みがあり、自分が好きな本でも薦められた人が気にいるとは全然限らず、場合によってはその人に悪影響さえ及ぼしかねない。 ・だから精々自分が知っている本を紹介する程度で、あとはそれをさっと読んで、気になった本を読んで頂けばいいんじゃないか。 とかとか思っていたからなのです。 しかし考えてみれば、中国史に関して知識の