今季からマイアミ・マーリンズ(前フロリダ・マーリンズ)の指揮を執るギーエン監督が米タイム誌に「私はカストロ(キューバ前国家評議会議長)が好きだ」と発言しキューバ系市民などの反発を招いた問題で、チームは10日、同監督に5試合の出場停止処分を科した。 ギーエン監督は「カストロが好き。尊敬している。なぜかって? 多くの人が60年間カストロを殺そうとしているのに、あれはまだ生きているから」などと話した。地元のスペイン語放送は「まるでニューヨークのユダヤ人社会に行って、ヒトラーはそれほど悪い人じゃなかったというようなもの」と吐き捨てた。 ベネズエラ出身のギーエン監督は子供時代、人殺しや路上強盗が日常茶飯事の町に育った。メジャーに来てからは大胆かつ傲慢な物言いで、何度も物議をかもしてきた。これまでは「愛嬌のある失言」と許されてきたが、「今回だけは全く質が違う」と米メディアは厳しい。10日には謝罪と