急速な変化 20代の同性愛への寛容度は同性婚が合法の国々とほぼ同じレベル AleksandarNakic-iStockphoto 東京都渋谷区では、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める条例が施行されている(同性パートナーシップ条例)。日本では同性婚は法的に認められていないが、「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行することで、性的少数者の権利を保護するためだ。 今世界では、同性婚を合法とする社会が増えてきている。イギリス、フランス、オランダ、スペイン、スウェーデンなどがそうだ。同性婚をめぐって長らく社会的、宗教的な論争が続いてきたアメリカでも、今年6月に連邦最高裁が同性婚を合憲とする判断を示した。 これらの国では概して、同性愛への寛容度は高い。2010~14年に各国の研究者が共同で実施した『世界価値観調査』によると、10段階で表した寛容度の平均点はスウェーデンが8.5点、オランダ
![同性愛への寛容度でわかる日本の世代間分裂](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/da593547b3cdad41f052b971fb4f3af130ef2ab1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2015%2F09%2Fmaitapic150929-thumb-425x283-80807.jpg)