アニメ制作会社のガイナックス(東京都杉並区)が東京地方裁判所に会社破産の申立をして受理されたと発表しました。同時に庵野秀明さんが代表取締役を務めるアニメ会社のカラーも、補足する形でコメントを掲載しました。多くの作品を世に送り出して、当時のオタクを熱狂させたガイナックスについて振り返り、破産に至った背景を考えてみます。 ◇ヒット作続々も 脱税で騒ぎに ガイナックスは1984年に設立。代表作は何といっても「新世紀エヴァンゲリオン」(現在はカラーが著作権を保有)ですが、他にも「ふしぎの海のナディア」や「王立宇宙軍 オネアミスの翼」「トップをねらえ!」などのアニメ作品に加え、美少女育成ゲーム「プリンセスメーカー」などでも知られています。庵野さんをはじめ、多彩な人材が集まり、「ガイナックス」には特別な思いを抱く中高年のアニメ、ゲームファンは多いでしょう。 その理由は、センスの良さです。当時のオタク
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