まもなく発売となる日本初のアンドロイド端末「HT-03A」。これまでグーグルやHTCの立場からアンドロイド端末の戦略を聞いてきた。では、日本初採用となるNTTドコモはどんな狙いがあって、HT-03Aの導入を決めたのか。同社プロダクト部・板倉仁嗣第5商品企画担当部長に話を聞いた。 可能性のあるプラットホームを育てたい 2009年はiモードが誕生して10周年という記念すべき年だ。そんななか登場するアンドロイド端末「HT-03A」。究極のオープンプラットフォームであるアンドロイドはまさにiモードとは対極に位置づけられる製品でもある。 プッシュメールやコンテンツ、おサイフケータイやワンセグなどを盛り込み、世界をリードしてきたiモード機。だが、その一方でNTTドコモにとって、スマートフォンの分野は他社に「先を越された領域」との認識があるようだ。 「これまでNTTドコモとして、iモード端末を10年間や