この季節になると、スーパーには冬の果物がずらりと並ぶ。 冬の果物の代表といえば、みかんとリンゴだ。というか、国内の果樹収穫量ではみかんとリンゴが抜きんでたトップ2に君臨している。2024年産の収穫量はリンゴが60万9200トン、みかんが55万9600トン。みかんとリンゴがときに順位を入れ替えながら、フルーツナンバーワンを争い続けているのだ。 言うまでもなく、リンゴは青森と長野が一大産地。みかんはというと、和歌山県が圧倒的な日本一だ(“柑橘類”という大きな括りにすると愛媛県が逆転する)。
この季節になると、スーパーには冬の果物がずらりと並ぶ。 冬の果物の代表といえば、みかんとリンゴだ。というか、国内の果樹収穫量ではみかんとリンゴが抜きんでたトップ2に君臨している。2024年産の収穫量はリンゴが60万9200トン、みかんが55万9600トン。みかんとリンゴがときに順位を入れ替えながら、フルーツナンバーワンを争い続けているのだ。 言うまでもなく、リンゴは青森と長野が一大産地。みかんはというと、和歌山県が圧倒的な日本一だ(“柑橘類”という大きな括りにすると愛媛県が逆転する)。
『オタク文化とフェミニズム(田中東子 著)青土社 「ふわっと付けたタイトルのようでいて、実は狙いがあってのことなんです。一見すると“男オタクの文化についてフェミニストがぐちぐちケチをつけている”本? いいえ、勿論、全然違います。むしろ、それは不幸な対立だと私は思っているので。あえて言うなら、オタクな学者が自らの推し活の中で考えたことをフェミニズム的見地でまとめてみた――でしょうか(笑)」 そう言って柔らかく微笑むのは、田中東子さん。いわゆる“ファン文化”を長く研究してきた田中さんの新著『オタク文化とフェミニズム』は、これまで雑誌等で発表してきたものに書き下ろしを加えた10章からなる論説集だ。今やすっかり市民権を得た「推し活」の現在地リポートを入り口に、アイドルと労働、オタクと消費、ルッキズムとジェンダーなどエッジの立ったテーマが並び、まさに今読むべき一冊となっている。 「本書で主に取り上げ
世界中で覇権争いが繰り広げられている生成AI開発事業。日本が置かれるリアルな現状はいったいどのようなものなのか。 慶応大学理工学部教授の栗原聡氏の著書『AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』(角川新書)の一部を抜粋し、紹介していく。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 巨大AI開発は米国IT企業の独占状態 日本におけるAI研究および活用状況を概観し、どのような方向で研究が進んでいくか、といったことについて触れたいと思う。 まず、スケールする(量が指数関数的に増加すること)巨大な大規模基盤モデルを構築するには、大量のデータや計算リソースが必要であり、そのためには高いノウハウを持つ研究者が必要で、巨額の資金も必要となる。日本の状況はどうかといえば、まず、人材はあると言える。しかし、インフラの面では、現段階で日本はなかなか手が出せない状況にあることは間違いない。第1次AI
ウクライナ侵攻をめぐり“陰謀論”を展開 『週刊文春』2024年6月27日号では、〈茨城県警幹部が筑波大・東野篤子教授への侮辱罪で家宅捜索されていた!〉として事件を詳報している。 「2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、SNSでは情報発信が盛んになり、中には根拠のない陰謀論も多くみられるようになった。こうした背景から研究者に対する攻撃的な投稿が増えており、特に東野教授をはじめとする女性の研究者は、容姿をあげつらうなど侵攻とは無関係な誹謗中傷の標的となっていた」(同前) 誹謗中傷を受けた東野篤子教授 A警部は、極右系カルト「Qアノン」へ傾倒していたと見られ、22年3月には、自らの匿名アカウントに〈我々デジタルソルジャーはマスコミに屈せず、このデジタル空間で闘い続けなければ人類の未来はない〉などと投稿。 さらにA警部はウクライナ侵攻をめぐってX上で専門家を次々と罵倒しており、東野教授に
『センスの哲学』が話題の哲学者・千葉雅也さん。「センス」や「芸術」、あるいは「芸術と生活」について、読者の疑問に応える連載「センスにまつわる質問箱」第9回の本日は、“無難なファッション”から抜け出したい24歳からの質問に答えます。 『センスの哲学』(千葉雅也 著) 【vol.9 “無難な服装”から脱却するには?】 服を買いたいのですが、何を選べばいいかわかりません。若者らしく生きたいからお洒落をしてみたい、というだけで、まだ理想像がない時点で服を着るセンスはありますか。無難な服ばかり選んでしまうところから脱却したいです(サッジテール、大阪府、大学院生・大学生、24歳)。 千葉さんのお答え まずは魅力的なアイテムを見つけるところから 無難な服だっていいんですよね。無難な服だとセンスがないというわけではない。ただ、どういう服を着るかというのは、どういう文化圏にいるかと結びついています。スポーテ
日本で初めてのコンビニエンスストアができた東京・豊洲 2024年は、日本におけるコンビニ誕生から50年の節目だという。1974年、日本で初めてのコンビニエンスストアは、東京・豊洲にできたセブン-イレブン。それを足がかりに、セブン-イレブンはわずか2年で100店舗にまで拡大。あっという間に日本はコンビニ大国になった。いまも、セブン-イレブン1号店は豊洲の町中で営業を続けている。 そのセブン-イレブン1号店を取り囲む豊洲の町は、とてつもない町だ。 地下鉄有楽町線の豊洲駅で降りて地上に出ると、圧迫感があるほどの高層ビル群に見下ろされる。豊洲の交差点から南西に歩いてゆけばららぽーと。 豊洲の街並み 人口減少時代に3つの小学校が 豊洲公園を横目にゆりかもめの高架下を南西に進んでいけば、豊洲市場もそう遠くない。ゆりかもめは、豊洲市場の間を抜けて有明、そしてお台場へと、東京湾岸の埋立地をぐるりと走ってゆ
戦後、工業地帯として発展していった埋立地 終戦直後、いまの東京湾岸部、東京港一帯はほぼ全域が連合軍に接収された。港を拠点に工業を発展させ、復興の足がかりにしたかった日本にとって、東京の海が使えないのは痛手も痛手。そこで、新たに豊洲の沖を埋め立てて、豊洲石炭埠頭を建設した。さらにその先も東京ガスや東京電力による埋立が続き、広大な工業地帯が生まれる。そして、1953年には貨物輸送を担う東京都港湾局専用線が開業し、工業地帯の豊洲を支えていた。 かつては倉庫街だった埋立地に現在はタワマンが屹立している 豊洲の交差点の南東側には、高層ビル群とは少し性質の違う町がある。豊洲で働く人たちのために設けられた住宅地や商業エリア。例のセブン-イレブンも、そうした場所に開かれた。工場で働く人が多い町からコンビニがはじまったというのも、興味深いところだ。 しかし、時代とともに豊洲の町からは、おおよそかつての工業地
「クラスでボール投げをやらせると、男子でも8割くらいの子が“女の子投げ”をするのが普通です」…近年、ボールを正しく投げられない子どもたちが増えているという。ボール投げの飛距離も年々低下、いったい何が起きているのか? ジャーナリストの石井光太氏の新刊『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』(新潮社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) なぜ「女の子投げ」する男の子が増えたのか? 写真はイメージ ©getty ◆◆◆ バンザイの姿勢をとれない 学校生活では帰宅組と学童組だけでなく、運動能力の面でも運動ができる子とそうでない子の“分断”が顕著だという。 先日、保護者向けの講演会で小学校を訪れた時、見慣れない光景に出くわした。校庭であるクラスが体育の授業でドッジボールをしていた。子どもたちの何人かが黒い防弾チョッキのようなものを上半身につけている。 最初、私は運動能力の高い子た
休暇シーズンの高速道路では、しばしば「挙動のおかしな車」に出くわすことがある。 後ろの車列に構わず追い越し車線をのんびり塞ぎつづける車、やたらとブレーキランプを光らせる車、ジグザグ車線変更を繰り返す車……後続車のブレーキを誘発するこれらの動きは、「渋滞の原因」と指摘されることも多い。 実際のところ、個人の運転はどれほど渋滞に影響しているのだろうか。「渋滞の原因になる運転」について、道路交通関連の資料をもとに考えてみたい。 ◆◆◆ 渋滞の4割以上は「上り坂での速度低下」から生じる 「高速道路の渋滞の原因」としてまず思い浮かぶのは、事故や故障車、インターチェンジ付近の混雑かもしれない。しかし意外なことに、渋滞の原因としてもっとも多いのは「上り坂での速度低下」である。 NEXCO東日本の発表によれば、2023年中に同社管内で発生した渋滞のうち、事故や工事などに起因しない「自然渋滞(交通集中)」は
「大きな伸びしろがある。王道でいくべきだ」 ●「自動車の一本足打法」では限界が来る ●インバウンド黒字をデジタル赤字が食いつぶす ●海外からの対日投資は北朝鮮以下 ●補助金バラマキをやめて企業の新陳代謝を このままでは本当に厳しい。努力しなければかなり悲惨なことになりかねません。でも、頑張れば、未来が開ける。まだまだ日本は闘える。日本人は強い。ちょっと当たり前の努力をすれば、もっと幸せになれる。次の世代を安泰にできる。 私たち「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会は、国際収支のレンズを通して、日本経済の課題とその対応策を議論してきましたが、これが結論です。 神田眞人前財務官 ©文藝春秋 国際収支は、ある期間における一国のあらゆる対外経済取引を体系的に記録したものであり、経済活動の結果を網羅的に映し出してくれます。日本経済の構造はどうなっているのか、今後、どうなるのか、どうすれば改
確かに瓦礫一時保管場所では何十台もの重機やトラックがうなりを上げ、復興の槌音とも聞こえんことはない。せやけど輪島や珠洲市の被災地じゃ油圧シャベルもろくに稼働してなかったで。第一震災発生直後は殺人的ともいえたあの大渋滞がいまはほとんどない。そりゃあ穴水町でも一部宿は再開したわ、春には輪島方向までの一方通行やった「のと里山海道」は7月になって対面通行ながら両方向再開したわ。 それでも土日でもない平日の夕方に輪島や珠洲市から渋滞のストレスなしに河北や七尾市の宿まで2時間かからず帰れるのである。どう見ても人も車も機械も少ないんちゃうか。 公費で倒壊家屋の解体を任される業者もボランティアと同じように安う使うてないか? 自衛隊を便利屋と思うとるんちゃうか? ワシの耳にまでいろんな業者から赤字にしかならない復興支援作業に対する悲鳴と、そんな地元自治体や日本政府に対する恨み節が聞こえてきとるど。 現に半年
加速する日本の少子化。このまま続けば、2000年生まれの女性のうち31.6%が生涯子どもを持たないと推計されています(国立社会保障・人口問題研究所調べ)。 社会学者の阪井裕一郎さんは、日本の少子化について考える際に、欧米の「婚外子の割合」がひとつのヒントになると語ります。ここでは、阪井さんの『結婚の社会学』(筑摩書房)から一部を抜粋。婚外子の多い国で起こっていることとは――。(全4回の1回目/続きを読む) ◆◆◆ 婚姻率が低下しても、出生率が安定している先進国も 日本で少子化の原因として挙げられるのは、「晩婚化」や「未婚化」です。 たしかに日本の経年データを見れば、平均初婚年齢が上昇し、晩婚化傾向が見られ、出生率も低下しています。 結婚しない人が増えたので子どもが減っている――。 おそらく、このような説明を聞いて疑問を覚える人はほとんどいないでしょう。疑いの余地のない「常識」です。 しかし
悪魔になろう。世間から憎悪され抹殺されるような存在に。でもいきなりそんな話を東大五月祭ですると、怒りだす人が出そうです。この講演会場の外では拡声器で私の存在に抗議している人もいるようですし、ふつうで真面目な話から始めましょう。準備運動です。 それはそうと、眠いです。今も昔も睡眠障害気味で、朝起きることができず、遅刻ばかりしています。今も午前中の予定はほとんど入れませんし、中高生の頃はほとんど授業に行かず、行っても机に突っ伏して寝てるだけでした。 だから他人に教育論を語れるような立派な人間ではないのですが、何を勘違いされたのか日本の教育について話してほしいと依頼してくる方がちょくちょくいます。今回もそうです。東大のような日本のエリート高等教育について話してほしい、と。だから私なりの認識と指針を描いてみたいと思います。ただ、珍しく午前中から起きて眠いので、主観と客観の混じった、エビデンスなのか
「一人の政治家を有権者が選ぶ」という意味では日本最大の選挙区になっている東京都都知事選。蓋を開けてみたら無難に現職・小池百合子さん勝利でゼロ打ちでした。小池百合子さん、都知事当選おめでとうございます。また、すべての候補者、陣営の皆さま、また選管や警視庁、都庁・各自治体の皆さまも諸事ご対応賜りまして、ありがとうございます。お疲れさまでした。 2位じゃダメなんですかの蓮舫さんが石丸伸二さんにまくられて3位転落という15年ごしの伏線回収もありました。ネットでも街角でも蓮舫さんを応援していた支持者の皆さんは、いまどんな気持ちなんでしょうか。 ©時事通信 石丸伸二さんに勤労層無党派を奪われしんどい選挙戦に あまりに共産党に寄り過ぎて志位じゃダメなんですかって話なのかもしれませんが、自治体別の得票数で見ると小金井市、東大和市、清瀬市、日ノ出町、檜原村など東京都下の高齢化に悩む地域と島嶼部で2位蓮舫でし
34期連続で増収増益を成し遂げ、売上2兆円のドン・キホーテ。無一文から日本を代表する創業経営者へ――そんな大成功の裏には「運」の存在があった。 ここでは、ドン・キホーテ創業者・安田隆夫氏の新刊『運』(文春新書)を一部抜粋して紹介する。安田氏は「運には2種類ある」と提唱する。個人にまつわる「個運」、そして会社や組織にまつわる「集団運」。この2つを徹底的に磨き上げることで現在の地位を確立したという。カリスマ経営者が生涯をかけて学んだ、人生とビジネスにおける「勝利の法則」とは?(全2回の1回目/続きを読む) 私はこれまで、「戦略や戦術を語る前に、まずは戦闘モードを全開にせよ」と、口を酸っぱくして現場に、戦う姿勢の重要性を唱えてきた(いまだに唱え続けている)。 私が嫌いなのは、戦略や戦術をごちゃごちゃ言うわりに、実際には戦闘をしないタイプの人間である。こういう輩が社内で幅をきかせるようになるのを、
『世界一流エンジニアの思考法』がベストセラー躍進中の米マイクロソフト現役エンジニアの牛尾剛さんと、『物語思考』がヒット中のけんすうさんの初対談が実現! 生産性を高めて、仕事のあり方を刷新する思考法について縦横無尽に語り合った。 ◆◆◆ 二人が「メソッド好き」になった原体験 牛尾 初めての対談、大変楽しみにしていました。 けんすう 本日はよろしくお願いします。まず僕のほうから本の感想を話させてもらうと、『世界一流エンジニアの思考法』は正直めちゃくちゃ良くて、いま会社で全員分購入して、みんなで読書会をやろうという話をしているくらい、衝撃を受けました。 「試行錯誤する」とか「会議には準備して臨む」とか、我々は逆のことをやっていたなと気付かされた点もありましたが(笑)、頭のいい人は難しいことの理解にしっかり時間をかけるからこそ、その先が早いという指摘には、本当に共感しました。 牛尾 ありがとうござ
澤 そうですよね、今日は楽しみにしていました。我々がどういうつながりか分からない視聴者も多いと思うので、まずお互いに“他己紹介”しましょうか? 牛尾 いいですね! 澤 じゃあ、僕からいきますね。牛尾剛さんは、もともとはマイクロソフトの日本法人のほうで働いていて、僕の同僚として席を並べて働く間柄でした。所属部署は違ったのですが、お互いテック系の人間で様々なイベントでの登壇が義務付けられていて、僕はビジネス中心の話をする一方で、牛尾さんは開発者の視点から情報発信をする役割。その頃の牛尾さんは、主にソフトウェア開発の手法を人に伝える仕事をしていたんですね。 で、イベントの時にプレゼンテーションのレビューをして欲しいと、よく僕に依頼をしてくださって、一緒に完成度を上げるお手伝いをしていたんです。ある時なんて、イベント会場のホテルに前日から泊まって、夜中の1時過ぎまでレビューをしたこともありましたね
世界で最も「労働時間が長い国」とは? 国際労働機関(ILO)は、年次報告の中で世界各国の労働条件に関する統計を公開しています。国によって労働時間の換算の方法が違う上、産業形態の違いや雇用労働に従事している人自体が少ない国もあるため、単純な比較はできませんが、労働時間が長い国短い国、長時間労働に従事する人の割合の高い国の傾向を知ることができます。 図表1-1は、週あたりの労働時間を表した地図と上位11カ国を示しています。週あたり45時間を超える国は24カ国あり、このうち13カ国がアジア、8カ国がアフリカでした。軽工業やプランテーション労働、鉱山の採掘建設業に従事する人が多い国では労働時間が長くなる傾向にあるようです。
「これもう100回ぐらい、そうじゃないって説明したんですけど、みんなもう面白おかしく言ってるだけです」 元パソナ会長の竹中平蔵氏が辟易する「ワイドショー的な議論」とはいったい? 100万人超え登録YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」(※2023年5月末で動画視聴終了)の人気トーク番組を書籍化した『なんで会社辞めたんですか?』(編著:高橋弘樹、日経テレ東大学/発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)より一部抜粋してお届けする。 竹中平蔵はなぜパソナ会長を退いたのか 高橋弘樹(以下、高橋) 竹中さんはパソナグループの会長を2022年8月にお辞めになられたということで、ささやかですが、ご卒業おめでとうございますの花束をどうぞ! 竹中平蔵(以下、竹中) ありがとうございます。 高橋 何年間勤められたんですか? 竹中 13年間ですね。 高橋 会長職としては、結構長いですね。今回、「なんで会社辞
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