イギリスが北米だけを「自由経済の場所」とした理由 昨今、「タックスヘイブン」が世界の注目を集めています。 タックスヘイブンとは、税金がほとんどかからない(非常に安い)国や地域のことです。多くの企業や富裕層がタックスヘイブンに移転して税金を逃れるようになっており、世界的な問題となっています。 そんなタックスヘイブンの、元祖と言うべき国があります。 それは、アメリカです。現在、世界の超大国として君臨しているアメリカですが、もともとはイギリスの植民地でした。 かつて、イギリスは世界中に植民地を持っていましたが、そのほとんどの地域で経済活動の自由を認めていませんでした。そして、特定の貿易会社に対し、植民地における独占的な権益を与えていたのです。 これはイギリスだけではなく、当時のヨーロッパ諸国はどこもそういう植民地政策をとっていました。